今週の大学ニュース

大学職員に就職・転職したい人が確認しておきたい大学ニュース(2025年4月28日・5月5日の週版)

大学職員への就職・転職をするためには、大学がどんな取組みを行い大学職員がどんな業務に携わっているのか、今の大学のトレンドは何かなどを知っておくことで採用試験を有利に進められる場合があります。大学の理解を深めるための方法には色々なものがありますが、1つの方法として大学に関連するニュースを定期的に確認しておくというものがあります。

大学に関連するニュースを見ていたことにより、エントリーシートに記載する内容の幅が広がったり、面接試験時に想定していなかった質問がきた際にも、うまく対応ができる場合があります。

そこで、この記事では大学職員への就職・転職を目指す方が大学に関連するニュースを確認しやすいようにするため、1~2週間に1回程度、私が気になったニュースとその概要を分野別にまとめています。ぜひ大学職員への就職・転職活動にお役立ていただければと思います。

教育・教育改革

・【産業能率大学】学生が自由が丘商店街振興組合や協賛企業と協力し、「自由が丘スイーツフェスタ」でイベント企画・ブース出展! ~自由が丘の魅力を再発見するフォトラリーやフラワーロス問題解決に貢献するワークショップなどを開催~
https://www.u-presscenter.jp/article/post-56209.html

[記事の概要]
産業能率大学の学生が、自由が丘商店街振興組合および企業と協働し、「自由が丘スイーツフェスタ」で地域連携型のイベントを展開しました。学生たちは、自由が丘の街の魅力を伝えるフォトラリーの企画や、廃棄予定の花を使ったフラワーロス対策ワークショップなどを実施しました。企画立案から当日の運営、広報活動までを主体的に担い、地域課題の解決と商店街活性化に貢献しました。学生の実践力や課題発見・解決能力を養う機会にもなっており、大学教育と地域社会の結びつきを強化する取り組みとなっています。

・横浜商科大学がデータサイエンス教育プログラム(リテラシーレベル)修了者にオープンバッジの発行を開始
https://www.u-presscenter.jp/article/post-56194.html

[記事の概要]
横浜商科大学は、データサイエンス教育プログラム(リテラシーレベル)の修了者に対して、スキル証明としてのオープンバッジを発行する取り組みを開始しました。このプログラムは、データ活用に関する基本的な知識やリテラシーを習得することを目的としたもので、バッジは修了証の代替として活用され、就職活動やスキル可視化に役立ちます。

リカレント教育・生涯教育

・東京家政大学が5月31日から「Tokyo Kasei塾2025」を開講 ― 「子ども支援と保育支援」をテーマに全4回
https://www.u-presscenter.jp/article/post-56183.html

[記事の概要]
東京家政大学は、地域住民や保育関係者を対象にしたリカレント講座「Tokyo Kasei塾2025」を開講します。2025年度は「子ども支援と保育支援」をテーマに、5月31日から全4回にわたり開催されます。講座では、子どもの発達理解、保護者支援、保育現場での実践的課題などを取り上げ、同大学の専門教員が講義を行います。

学生支援

・世の中をもっと良くする"起業の一歩は明星大学で!学生の起業支援プロジェクト「MEISEI CROSSING BASE」キックオフイベントを5月16日に開催~「ものづくり・しくみづくり・DXによる社会課題の解決」を目指して~
https://www.u-presscenter.jp/article/post-56189.html

[記事の概要]
明星大学は、学生の起業を支援するプロジェクト「MEISEI CROSSING BASE」のキックオフイベントを5月16日に開催します。学生が自ら課題を発見し、社会に貢献するアイデアを形にするためのプラットフォームとして機能する本プロジェクトは、「ものづくり」「しくみづくり」「DX」をキーワードに構成しています。支援体制としてメンター制度や企業連携、起業経験者による講義なども設けられており、実践的な学びを提供します。

社会貢献・地域貢献

・【龍谷大学】大学生のアイデアで地域の課題解決をめざす 龍谷大学・ソフトバンク・大津市で取り組む「スマートシティ ハッカソン」を開催 <初回活動は5/10(土)に瀬田キャンパスで開催>
https://www.u-presscenter.jp/article/post-56160.html

[記事の概要]
龍谷大学は、大津市およびソフトバンクと連携して「スマートシティ ハッカソン」を開催します。この取り組みは、学生の柔軟な発想を活かして地域の課題をICTの力で解決することを目的としたもので、産学官連携による社会実装型の学びの一環です。初回は5月10日に瀬田キャンパスで行われ、学生たちは地域住民や行政職員、企業関係者とともに課題を共有し、解決策のアイデアを競い合います。

・神奈川県・相模女子大学の学生が福島県本宮市で田植え体験に参加 2008年から継続する連携活動 農作業体験で農業の課題を学ぶ 老舗菓子舗『菓匠きねや』に学ぶ銘菓づくり体験
https://www.u-presscenter.jp/article/post-56223.html

[記事の概要]
相模女子大学の学生が、福島県本宮市で田植えや銘菓づくり体験を行う地域連携活動に参加しました。本取り組みは2008年から継続しており、学生たちは地域農業や伝統産業に触れることで、一次産業の現状や課題を学ぶ機会となっています。今年は地元農家の指導のもとで田植えを体験し、老舗和菓子店「菓匠きねや」では銘菓づくりにも挑戦。都市部の学生が地方とつながり、持続可能な地域づくりに関心を持つきっかけとなる取り組みです。

グローバル化・国際化

・「100%英語漬け」 ― テンプル大学ジャパンキャンパス、夏の短期集中プログラムを東京と京都で開催
https://www.u-presscenter.jp/article/post-56217.html

[記事の概要]
テンプル大学ジャパンキャンパスは、2024年夏に東京および京都で短期集中プログラムを実施します。本プログラムは「100%英語漬け」の環境を提供し、大学進学を検討する高校生や大学生を対象に、英語運用力を集中的に向上させることを目的としています。アカデミック英語の習得に加えて、ディスカッションやプレゼンテーションのスキルも実践的に学べる内容です。文化体験や留学生との交流も盛り込まれており、参加者にとっては国際的な学びの第一歩となります。

・【日本の伝統文化に触れる】神田外語大学で箏と三味線・唄の教室を開講
https://www.u-presscenter.jp/article/post-56226.html

[記事の概要]
神田外語大学では、外国人留学生や日本文化に関心のある学生を対象に、箏と三味線・唄の教室を開講しました。授業は専門の講師を招いて実施され、実際に楽器に触れながら日本の伝統芸能を体験します。本取り組みは、多文化理解の促進と日本文化の継承を目的としており、国際交流の一環として展開されています。学生たちは体験を通して、日本文化の奥深さや精神性を肌で感じる機会を得ることができます。

・昭和女子大学・コロラド大学国際共修 2025 日米の大学生80名が共に途上国の課題解決を目指すビジネスコンテスト開催
https://www.u-presscenter.jp/article/post-56203.html

[記事の概要]
昭和女子大学は、米国コロラド大学と連携して「国際共修プログラム2025」を開催します。プログラムでは、日米の大学生約80名がチームを組み、発展途上国が抱える社会課題の解決をテーマにしたビジネスコンテストに挑戦します。学生たちは英語での議論を通じて多様な視点を学び、持続可能なビジネスプランを提案します。多国籍・多文化のチーム編成により、異文化理解と国際協働力の育成を目指します。

入試・広報・高大連携

・大阪成蹊大学が高校生のための英語プレゼンテーションコンテスト&セミナーを開催
https://www.u-presscenter.jp/article/post-56206.html

[記事の概要]
大阪成蹊大学は、高校生を対象とした英語プレゼンテーションコンテストとセミナーを開催します。本イベントは、英語力の向上と表現力の育成を目的とし、参加者には大学教員によるプレゼン指導やフィードバックも行われます。セミナーでは、発音や構成、スライド作成などの実践的なスキルを学び、今後の進路選択や大学受験にも活かせる内容となっています。

大学経営

・大阪大学 図書館全4館に顔認証システム導入 図書館DXで学生・教職員約3万人の利便性向上
https://univ-journal.jp/253537/

[記事の概要]
大阪大学は、学内の4図書館すべてに顔認証システムを導入しました。これは大学のDX推進施策の一環で、学生および教職員約3万人がカードレスで入館できるようになり、利便性とセキュリティの向上を両立しています。新システムは今後、座席予約や資料貸出とも連携予定で、学修支援機能のデジタル化が進む見通しです。

・桜の聖母短大、2026年度から共学…食物栄養専攻は募集停止
https://resemom.jp/article/2025/04/28/81770.html

[記事の概要]
桜の聖母短期大学は、2026年度から男女共学化に踏み切ると発表しました。従来の女子教育に加え、多様性を尊重した教育環境を整備することが狙いです。一方で、食物栄養専攻の学生募集は停止となり、今後は保育・幼児教育分野への注力が進められます。

・【大学受験2026】釧路短期大学、学生募集を停止
https://resemom.jp/article/2025/04/28/81768.html
[記事の概要]
釧路短期大学は、2026年度からの学生募集停止を発表しました。北海道東部に位置する唯一の短大として地域に貢献してきましたが、少子化や進学志向の変化により、定員確保が困難になったことが背景です。今後は在学生の卒業まで教育責任を果たすとともに、地域連携事業は継続する方針です。

ランキング・調査

・2024年5月の外国人留学生 約34万人で過去最高に
https://univ-journal.jp/253740/

[記事の概要]
日本学生支援機構の発表によると、2024年5月時点で日本国内の外国人留学生数が約34万人となり、過去最高を記録しました。特にアジア諸国からの留学生が大幅に増加し、コロナ禍による減少傾向から完全に回復した形です。多くの大学が国際化戦略を強化しており、日本語教育や住環境の整備、キャリア支援などの充実が成果として表れています。

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