女子大学の存在意義について~女子大学ならではの特色ある取組とは~
目次
はじめに
大学職員を目指す方からのご相談を受ける中で、女子大学に応募する方もいらっしゃいます。女子大学の応募書類には「女子大学の存在意義」を記載する欄があったり、面接試験で「女子大学の存在意義は何ですか」と聞かれることもあると思います。
そこで私なりの「女子大学の存在意義」を考えてみたのでここで紹介したいと思います。また、併せて、女子大学ならではの特色ある取組をいくつか紹介したいと思います。
私が考える女子大学の存在意義
まず、女性がもっと活躍できる社会にしなければならないというのは、社会においてこれまで以上に女性視点が必要だったり、労働人口が減少していることを踏まえると、社会の共通認識だと思います。
ただ、これは共学の大学でも女子大学でも同様の考え方を持っていると思います。
そうなると、共学の大学でも女子学生の人材育成を当然に行っていますし、社会の要請に応じた対応ができるので、女性の人材育成は女子大学でなくてもよいのではとも思います。
また、逆に社会に出ると当然に男女の世界になるので、そういった意味では大学生の頃から男女の世界で学んでいたほうが社会に出てから役に立つのではと思ったりもします。
そのうえで、私自身が感じた「女子大学のメリット(学生の面と保護者の面)」、「女子大学のデメリット」、「女子大学だからこそできること」を考えてみました。