大学職員エントリーシート作成例まとめ

【大学職員ES実例・例文25個】大学が進めるべき取組み、力を入れていくべきこと、どんな大学にしたいか・学生にどんな学生生活を送ってほしいかなどに関する項目

はじめに

大学職員の採用試験を受けるうえでは、事前に大学が指定したエントリーシート等の書類を提出する必要があります。

エントリーシート等に記載する項目・内容は大学によって異なっており、複数の大学を同時に受験する方にとっては、各大学に応じたエントリーシート等を作成するのが意外と大変だったりもします。

そこで、大学職員採用試験のエントリーシート等で記載が求められる主な項目の作成例を紹介いたします。

この記事は、エントリーシート等の項目としてよくある「大学が進めるべき取組み、力を入れていくべきこと、どんな大学にしたいか・学生にどんな学生生活を送ってほしいかなどに関する項目」となります。

内容や文字数を含め、色々なパターンを紹介しておりますので、ご自身のエントリーシート作成の際の参考にしていただき、ご自身の良さをアピールできるようなエントリーシート等を作成していただくことにご活用いただければと思っております。

なお、その他のエントリーシートの作成例については、

志望動機・志望理由の実例
大学職員になった際にやりたいこと(入職後にやりたいこと)の実例
これまでの職務経験から大学に貢献できることの実例
自己PR・強み(長所)・セールスポイント・弱み(短所)の実例
仕事をするうえで(働くうえで)大切にしていること(心がけていること)の実例
大学時代に力を入れたこと・最も打ち込んだことの実例
転職理由・退職理由・大学職員という職業のイメージ・職員の役割・職員のあるべき姿などに関する項目の実例
仕事に求めるもの・将来の職業観・採用後に希望する職種とその理由などに関する項目の実例
大学が進めるべき取組み、力を入れていくべきこと、どんな大学にしたいか・学生にどんな学生生活を送ってほしいかなどに関する項目の実例
学生生活で学問以外で力を入れたこと・正課外で力を入れたこと・学業で印象に残っていることなどに関する項目の実例
現職における最大の成果・現職で身に付けたこと・困難だったこと・失敗したことなどに関する項目の実例
趣味・客観的に見た性格・苦手なことなどに関する項目の実例

をご覧ください。

本記事で紹介しているESの項目

・これからの大学はどんな取組を進めるべきか
・これからの大学に何が必要と考えますか
・本学をどのような大学にしたいか、そのために職員としてどのように関わっていきたいか
・あなたが考える、本学が今後力を入れていくべきこととその理由について自由にお書きください
・自身が考える将来の理想の教育機関・教育業界の姿とその理由、およびそれを踏まえ、自身が本学の事務職員としてどのように活躍し、何を成し遂げたいと考えるか、それぞれ具体的に記入してください
・あなたはどのような学生生活を送ってきたか、それをふまえて本学の学生にどのような学生生活を送って欲しいと思うか
・ポストコロナ時代における5年後を見据えた高等教育機関のあり方について
・これからの大学業界は、今後どうなっていくと思いますか。あなたの考えを記入したうえで、本学で挑戦したいこと、実現したいことを記入してください。 など

本記事で紹介している事例

本記事では、以下の事例を紹介しています。

事例1:「これからの大学に必要と考えること」を「多様性を認め、学生が学んでよかったと思える大学づくり」とした例

事例2:「大学生活で学生に体験してほしいこと」を「「やってみたら意外と面白い」と思えるような体験」とした例

事例3:「将来の理想の教育機関の姿と、自分が貢献したいこと」を「専門的な知識と実行力を持つ組織づくり」とした例

事例4:「あなたが考える、本学が今後力を入れていくべきこととその理由について自由にお書きください」を「学生のキャリア形成支援」とした例

事例5:「自身が考える将来の理想の教育機関・教育業界の姿とその理由、およびそれを踏まえ、自身が本学の事務職員としてどのように活躍し、何を成し遂げたいと考えるか、それぞれ具体的に記入してください」を「誰もが学び続けられる教育機関」とした例

事例6:「あなたはどのような学生生活を送ってきたか、それをふまえて本学の学生にどのような学生生活を送って欲しいと思うか」を「自分の可能性に挑戦できる学生生活」とした例

事例7:「これからの大学はどんな取組を進めるべきか」を「在学生や卒業生が自然にSNS等で自分の大学の魅力を発信するような状況になることが重要」とした例

事例8:「これからの大学に何が必要と考えますか」を「ステークホルダーとの関係性のさらなる強化が必要」とした例

事例9:「本学をどのような大学にしたいか、そのために職員としてどのように関わっていきたいか」を「国際化を推進する大学にしたい」とした例

事例10:「本学をどのような大学にしたいか、そのために職員としてどのように関わっていきたいか」を「様々なステークホルダーから「グローバルリーダーを育てる大学」と認知され、選ばれる大学にしていきたい」とした例

事例11:「あなたが考える、本学が今後力を入れていくべきこととその理由について自由にお書きください」を「学生に寄り添った対応」と「情報教育についても一層力を入れていくべき」とした例

事例12:「自身が考える将来の理想の教育機関・教育業界の姿とその理由、およびそれを踏まえ、自身が本学の事務職員としてどのように活躍し、何を成し遂げたいと考えるか、それぞれ具体的に記入してください」を「貴学の特色を認知してもらい、さらなる志願者数の増加やブランド力向上に努めていきたい」とした例

事例13:「自身が考える将来の理想の教育機関・教育業界の姿とその理由、およびそれを踏まえ、自身が本学の事務職員としてどのように活躍し、何を成し遂げたいと考えるか、それぞれ具体的に記入してください」を「専門性を身に付け大学運営のスペシャリストになりたい」とした例

事例14:「あなたはどのような学生生活を送ってきたか、それをふまえて本学の学生にどのような学生生活を送って欲しいと思うか」を「自分がやってみたいこと、興味があることは、周囲に頼り、環境をフル活用してほしい」とした例

事例15:「ポストコロナ時代における5年後を見据えた高等教育機関のあり方について」を「オンラインとオフラインそれぞれにできることを融合して新たな価値を提供する必要がある」とした例

事例16:「これからの大学業界は、今後どうなっていくと思いますか。あなたの考えを記入したうえで、本学で挑戦したいこと、実現したいことを記入してください。」を「学修アドバイザーや担任制を充実させたい」とした例

事例17:「これからの大学に何が必要と考えますか」を「教育力を高めていくことが必要」とした例

事例18:「これからの大学に何が必要と考えますか」を「「教育」や「研究」を通して、社会が直面する課題解決に最大限貢献すること」とした例

事例19:「これからの大学に何が必要と考えますか」を「多様な学生のニーズに合わせたサービスを提供する必要がある」とした例

事例20:「あなたが考える、本学が今後力を入れていくべきこととその理由について自由にお書きください」を「卒業後も続く学びの場の提供」とした例

事例21:「本学をどのような大学にしたいか、そのために職員としてどのように関わっていきたいか」を「挑戦を後押しする大学」とした例

事例22:「自身が考える将来の理想の教育機関・教育業界の姿とその理由、およびそれを踏まえ、自身が本学の事務職員としてどのように活躍し、何を成し遂げたいと考えるか、それぞれ具体的に記入してください」を「地域と連携し、共に育つ大学」とした例

事例23:「あなたはどのような学生生活を送ってきたか、それをふまえて本学の学生にどのような学生生活を送って欲しいと思うか」を「“人との出会い”に重きを置いてほしい」とした例

事例24:「本学をどのような大学にしたいか、そのために職員としてどのように関わっていきたいか」を「大学の魅力を“可視化”し、発信できる大学」とした例

事例25:「あなたが考える、本学が今後力を入れていくべきこととその理由について自由にお書きください」を「学び続ける力の育成」とした例

実際の作成例(文章例)の紹介

事例1:「これからの大学に必要と考えること」を「多様性を認め、学生が学んでよかったと思える大学づくり」とした例
これからの大学には、「多様性を認め、学生一人ひとりが自らの成長を実感し、学んでよかったと心から思える大学づくり」が求められると考えます。近年では、学生の背景、価値観、将来の志向が多様化しており、従来の画一的なカリキュラムや支援体制では、すべての学生に十分に対応することが難しくなっています。
そのため、学力や進路の希望、生活状況など、学生の個別の事情やニーズに柔軟に対応できる仕組みや風土を大学全体で構築する必要があります。たとえば、正課外活動やキャリア支援、学修支援、学生相談体制の充実など、学びや生活のあらゆる側面で多様性を尊重した支援が重要になります。また、教職員が多様な学生の存在を前提に、対話的で寄り添う姿勢を持つことも不可欠です。
私自身は大学職員として、制度面だけでなく、日常的な学生対応や広報活動など、あらゆる場面で「この大学に来てよかった」と思ってもらえるような温かい大学づくりに貢献したいと考えています。学生にとっての「居場所」や「挑戦の機会」を広げることこそが、大学の価値を高め、社会から選ばれる大学につながると信じています。

事例2:「大学生活で学生に体験してほしいこと」を「「やってみたら意外と面白い」と思えるような体験」とした例
大学生活の魅力は、一見興味のないものでも、体験してみると「意外と面白かった」「意外と向いていた」と気づける為の時間や空間があることだと思います。そのためには、学生自身が「やってみる」ことを楽しめるような環境づくり、たとえば、単発的なイベントや体験型プログラムを分野を越えて揃えることも有効です。そして、それらを学生に伝える際には「やらなければならないこと」ではなく、「やってみたら面白そう」と思ってもらえるようなデザインや説明にすることも大切だと考えます。

事例3:「将来の理想の教育機関の姿と、自分が貢献したいこと」を「専門的な知識と実行力を持つ組織づくり」とした例
理想の教育機関とは、変化の激しい社会においても柔軟に対応し、常に学生の成長と社会の発展に貢献できる大学であると考えます。その実現には、教職員が一体となり、専門的な知識と実行力を備えた組織をつくっていくことが不可欠です。特に大学職員には、教育・研究活動を下支えする「企画・調整・実行」の役割が求められており、高度な専門性とチームワークが両立する体制が必要です。
私は現職において、複数部門の関係者と連携しながら新規事業の立ち上げを経験してきました。その中で、計画を具体化し、周囲を巻き込み、必要な資源を確保していくプロセスの重要性を学びました。大学においても、学内外の関係者と綿密に連携し、学生支援や広報、制度設計などの分野で具体的な成果を出すことで、組織全体の信頼を高めることができると考えています。
将来的には、自身の専門性をさらに高め、部門を超えた視点を持つ大学職員として、時代の要請に応える大学運営を担える存在になりたいと考えています。

事例4:「あなたが考える、本学が今後力を入れていくべきこととその理由について自由にお書きください」を「学生のキャリア形成支援」とした例
本学が今後より一層力を入れるべきは、学生のキャリア形成支援であると考えます。社会や業界の変化が激しい今、学生が「何を学び、どう社会と関わっていくか」を自分事として考えられる力を育てることが重要です。大学時代は学問だけでなく、将来に向けた選択を重ねる期間でもあります。だからこそ、インターンシップやキャリアガイダンス、OBOGとの交流機会など、学生が将来像を描けるようなサポート体制の充実が求められます。事務職員としては、学生の声に耳を傾けながら、教職員や外部団体とも連携し、多様なキャリア支援施策の実現に貢献していきたいです。

事例5:「自身が考える将来の理想の教育機関・教育業界の姿とその理由、およびそれを踏まえ、自身が本学の事務職員としてどのように活躍し、何を成し遂げたいと考えるか、それぞれ具体的に記入してください」を「誰もが学び続けられる教育機関」とした例
私が理想とする教育機関の姿は、「誰もが学び続けられる開かれた学びの場」です。少子化や高齢化、働き方の多様化など、社会の構造は大きく変化しています。こうした時代において、大学は18歳人口だけでなく、社会人や高齢者、外国人留学生など、多様な層に対して学びの機会を提供し続ける存在であるべきです。大学は単なる資格取得の場ではなく、人生の様々なタイミングで立ち返り、再び学び直せる場所であってほしいと考えます。
このような理想に向けて、私は職員として大学の教育資源や制度を広く活用し、柔軟なカリキュラム編成や社会人向けプログラムの構築を後押ししたいと思っています。また、リカレント教育の推進にあたっては、企業や行政との連携も欠かせません。多様な学び手のニーズを把握し、時代に即した教育機会の整備を進めるために、企画立案や調整業務を担う職員の役割は非常に大きいと感じています。今後も社会の動きを読み取りながら、大学という学びの場をさらに開かれたものにし、誰もが自らの可能性を広げられる環境づくりに貢献していきたいです。

事例6:「あなたはどのような学生生活を送ってきたか、それをふまえて本学の学生にどのような学生生活を送って欲しいと思うか」を「自分の可能性に挑戦できる学生生活」とした例
私は大学時代、ゼミ活動、学外インターン、留学生支援など様々な経験に挑戦しました。振り返ると、最初の一歩を踏み出すのに迷うこともありましたが、その都度周囲の支えがあり、視野を広げることができました。この経験から、本学の学生にも、迷いや不安を抱えながらでも、新たな挑戦に踏み出せる環境を提供したいと考えています。事務職員としては、学生の小さな「やってみたい」という思いを拾い、後押しする制度や仕組みを整えることで、一人ひとりが充実した学生生活を送れるよう支援していきたいです。

その他の作成例(文章例)の確認方法

その他の作成例(文章例)はこの後に掲載をしています。この記事で紹介しているすべての作成例(文章例)を閲覧したい方は、個別の記事をご購入いただくか(3,000円)、「codoc」というサイトを通じて有料会員登録(サブスクリプション購入)をしていただく必要があります。有料会員登録(サブスクリプション購入)をしていただくことで、本サイトのすべての記事を閲覧することができるようになります。

実際の作成例(文章例)の続き

-大学職員エントリーシート作成例まとめ