はじめに
大学職員への就職・転職を目指す際には、近年の大学で実施されている取組みや、大学の先進的な取組みを知っておくと採用試験を進めるうえで有利になる場合があります。
そこで、2024年の大学に関するニュース記事の概要を分野別にまとめ、大学の最新の取組みを確認できるようにいたしました。
エントリーシートなどの応募書類を作成する際の参考にしたり、小論文試験やグループディスカッション試験、面接試験の前などにざっと確認しておくことで、当日の試験の助けになる場合があります。
この記事は「入試・広報・高大連携」に関する記事となりますので、特に、大学職員になった際に、学生募集業務や高大連携業務に携わりたい方、大学の広報に携わりたい方は確認しておくとよいと思います。
2025年の入試・広報・高大連携に関するニュース
・第2代高校生特命副学長2025年2月エントリー開始―ないものは、つくればいい。大学はもっとおもしろくなる。―
https://www.u-presscenter.jp/article/post-55347.html
[記事の概要]
立命館アジア太平洋大学では、「第2代高校生特命副学長」の募集を2025年2月に開始します。この企画は、高校生が大学運営に参加し、新たなアイデアを提案することで、大学をより魅力的な場にすることを目的としています。特命副学長に選ばれた高校生は、大学の広報活動やイベント企画に関与し、学生や教職員と協力しながら大学の未来を創造する役割を担います。また、大学の魅力を発信する取り組みを通じて、高校生自身が主体的に学ぶ機会を得ることができます。このプロジェクトは、「ないものは、つくればいい。」というコンセプトのもと、既存の大学の枠組みにとらわれず、高校生の柔軟な発想を活かした取り組みを推進するものです。大学側も、高校生の視点を取り入れることで、新しい教育環境の構築を目指しています。
・鳴門教育大学 教職大学院までの7年間で若手リーダー教師を計画的に養成 「徳島版:地域教員希望枠」2027年度より
https://univ-journal.jp/250893/
[記事の概要]
鳴門教育大学と徳島県教育委員会は、2027年度入試(2026年度実施)から、徳島県の小学校若手リーダー教師を養成する「地域教員希望枠」を導入します。この枠では、全国の高校生を対象に5名を募集し、学部4年間と教職大学院3年間の計7年間で計画的に育成します。特に、教職大学院の2年目からは現職教師として勤務し、3年目に勤務しながら修了するという特徴的なプログラムです。この取り組みは、県内の教育課題に対応し、学校間連携を推進できる若手リーダー教師の育成を目指しています。
・清泉女子大学が1月から高校生・受験生を対象としたオンライン講座をスタート ― 今年4月に新設の「総合文化学部」「地球市民学部」について理解を深める内容
https://www.u-presscenter.jp/article/post-55402.html
[記事の概要]
清泉女子大学は、1月から高校生や受験生を対象としたオンライン講座を開始します。この講座は、2024年4月に新設された「総合文化学部」と「地球市民学部」について理解を深めてもらうことを目的としています。講座では、各学部の特徴や学びの内容、将来のキャリアに関する説明が行われるほか、大学での学びがどのように社会とつながるのかについても紹介されます。受験生にとっては、実際の授業の雰囲気を知る機会となり、学部選びの参考にもなります。また、オンライン形式のため、遠方の高校生でも気軽に参加できる点が特徴です。
・東京電機大学、新たな総合型選抜「とんがりAO」を2026年度入試から開始
https://ict-enews.net/2025/01/17dendai-3/
[記事の概要]
東京電機大学は、2026年度入試から新たな総合型選抜「とんがりAO」を導入します。この制度は、特定の分野で突出した能力や強い探究心を持つ受験生を対象とし、個々の才能を重視する入試方式です。「とんがりAO」では、従来の学力試験だけでなく、志願者の研究テーマや実績、プレゼンテーション能力などを総合的に評価します。受験生は、自らの強みをアピールする資料を提出し、大学側との対話を通じて自分の可能性を示すことが求められます。これにより、従来の選抜方法では測りきれなかった個性や創造力を評価し、専門分野で活躍できる学生を発掘する狙いがあります。
・【武蔵大学】学生が企画運営、独自の視点で武蔵大学の魅力を発信 Musashi Web Magazine「きじキジ」
https://www.u-presscenter.jp/article/post-55374.html
[記事の概要]
武蔵大学の学生が企画・運営するWebメディア「Musashi Web Magazine『きじキジ』」が、独自の視点で大学の魅力を発信しています。本メディアは、学生が主体となって取材・記事作成を行い、大学の特色やキャンパスライフ、学びの内容を広く紹介することを目的としています。受験生や高校生に向けて、学部・学科のリアルな情報や、授業の様子、学生生活の雰囲気を伝えることで、武蔵大学への関心を高める狙いがあります。また、学生自身が発信することで、メディア運営の実践的な経験を積む機会にもなっています。武蔵大学は、こうした取り組みを通じて、受験生や在学生とのコミュニケーションを強化し、より多くの人に大学の魅力を伝えていく方針です。
・高大連携で大学院生が高校生向けに出前授業 京都大学
https://univ-journal.jp/251235/
[記事の概要]
京都大学は、高大連携の一環として、大学院生による高校生向け出前授業を実施します。このプログラムは、高校生が大学レベルの学問に触れる機会を提供し、進路選択の参考にしてもらうことを目的としています。授業内容は、京都大学の各専門分野に基づき、最先端の研究や実験、ディスカッションを交えた形式で行われます。高校生は、実際に大学院生と交流しながら、自身の学問的関心を深めることができます。
・【授業や課外活動を通して得られた活動成果を学生自身が発信】「KIT・ICTステークホルダー交流会2024」2月20日(木)対面およびオンラインにて開催-金沢工業大学
https://www.u-presscenter.jp/article/post-55538.html
[記事の概要]
金沢工業大学は、2月20日に「KIT・ICTステークホルダー交流会2024」を開催します。本イベントでは、学生が授業や課外活動で得た成果を自ら発表し、企業や教育関係者と意見交換を行います。発表内容には、ICT技術を活用したプロジェクトや地域連携活動、イノベーション創出に関する研究が含まれ、企業との連携強化を目指す場としても活用されます。
・桜美林大学 高校生の探究発表会「教育視察」 3/27(木)新宿キャンパスで開催
https://univ-journal.jp/251484/
[記事の概要]
桜美林大学は、3月27日に高校生の探究発表会「教育視察」を新宿キャンパスで開催します。本イベントでは、高校生が自身の探究活動の成果を発表し、大学教員や企業関係者との対話を通じてフィードバックを得る機会を提供。これにより、高校と大学の連携を強化し、探究的な学びの重要性を広めることを目的としています。
・サイバー大学、オンライン授業科目「データサイエンス入門」を福岡市立4高校に無償提供開始
https://ict-enews.net/2025/02/13cyber-u-3/
[記事の概要]
サイバー大学は、オンライン授業科目「データサイエンス入門」を福岡市立の4高校に無償提供することを決定しました。この取り組みは、高校生がAIやビッグデータの活用方法を学ぶ機会を提供し、デジタル時代に対応した教育の推進を目的としています。授業は完全オンラインで実施され、大学の教員が講師を務めることで、高校生でも理解しやすい内容に構成します。
2024年の入試・広報・高大連携に関するニュース
・滋賀大学データサイエンス学部 入試多様化にあわせAI教材「atama+」を入学前教育に導入 総合型選抜の2025年度入学生対象
https://univ-journal.jp/250705/
[記事の概要]
滋賀大学データサイエンス学部は、2025年度の総合型選抜で入学する学生を対象に、AI教材「atama+」を活用した入学前教育を導入します。この取り組みは、入試の多様化に対応し、学生が入学後の学びにスムーズに移行できるようサポートすることを目的としています。「atama+」は、AIを活用した個別最適化学習教材で、学生一人ひとりの理解度や進捗に応じた学習プランを提供します。これにより、学生は自分のペースでデータサイエンスの基礎知識を効率的に習得することが可能です。また、導入に先立ち、教材の活用方法について大学教員やスタッフによるサポート体制も整備される予定です。
・立命館アジア太平洋大学 新高校2~3年生対象グローバル人材育成キャンプ「BEGIN」の募集開始
https://univ-journal.jp/250414/
[記事の概要]
立命館アジア太平洋大学(APU)は、新高校2年生および3年生を対象としたグローバル人材育成キャンプ「BEGIN」の募集を開始しました。このプログラムは、次世代を担うグローバルリーダーの育成を目的としており、多文化環境での学びや実践的な課題解決能力の向上を目指しています。キャンプでは、英語を共通言語として使用し、異文化理解を深めるワークショップやディスカッション、チームプロジェクトが行われます。参加者は、国際的な視点から課題に取り組み、リーダーシップやコミュニケーションスキルを高める機会を得られます。また、APUの多様な国籍の学生や教員との交流を通じて、国際社会で必要な適応力や共感力を養います。
・札幌学院大学 学生広報スタッフによるフリーペーパー『学生PRESS [LINK]』Volume2を発行!--表紙は注目の映画『366日』!!--
https://www.u-presscenter.jp/article/post-55109.html
[記事の概要]
札幌学院大学の学生広報スタッフが手がけるフリーペーパー『学生PRESS [LINK]』のVolume2が発行されました。今回の特集では、注目の映画『366日』が表紙を飾り、学生目線で制作された記事や企画が満載です。『学生PRESS [LINK]』は、大学内外の学生や地域社会に向けて、学生の活動や大学の魅力を発信する目的で制作されています。Volume2では、映画の紹介や制作秘話に加え、大学のイベントレポート、学生生活に役立つ情報など、多彩なコンテンツが掲載されています。さらに、取材から執筆、デザインまで学生が主体となり取り組むことで、実践的なスキルを磨く場としても機能しています。
・立命館アジア太平洋大学 新高校2~3年生対象グローバル人材育成キャンプ「BEGIN」の募集開始
https://univ-journal.jp/250414/
[記事の概要]
立命館アジア太平洋大学(APU)は、新高校2~3年生を対象としたグローバル人材育成キャンプ「BEGIN」の募集を開始しました。このプログラムは、次世代を担うグローバルリーダーを育成することを目的に、多文化環境での学びや国際社会で必要なスキルの習得を目指しています。「BEGIN」では、英語を共通言語としたディスカッションやワークショップが行われ、異文化理解やリーダーシップ、課題解決能力を養う実践的なプログラムが提供されます。参加者は、APUの多様な学生や教員と交流し、国際的な視野を広げるとともに、自分の強みや目標を発見する機会を得られます。
・【大学受験】東洋英和、クリスマスオープンキャンパス12/14
https://resemom.jp/article/2024/12/04/79776.html
[記事の概要]
東洋英和女学院大学は、12月14日に「クリスマスオープンキャンパス」を開催します。このイベントは、大学の学びやキャンパスライフを体験し、受験生が大学への理解を深めることを目的としています。特にクリスマスの季節感を取り入れた内容が特徴です。オープンキャンパスでは、模擬授業や個別相談会が行われ、参加者は大学の教育内容や入試制度について詳しく知ることができます。また、キャンパスツアーや在学生との交流を通じて、リアルな学生生活のイメージを掴むことができます。さらに、クリスマスにちなみ、特別なイベントや装飾が準備され、参加者が楽しみながら学べる工夫が凝らされています。
・【大学受験2025】神戸女学院、共通テストの得点率に応じて授業料減免
https://resemom.jp/article/2024/12/05/79792.html
[記事の概要]
神戸女学院大学は、2025年度入試から共通テストの得点率に応じて授業料を減免する制度を導入します。この取り組みは、学業成績の優れた受験生を支援し、学びへの意欲を高めることを目的としています。減免制度では、共通テストの得点率が基準を満たした合格者に対して、授業料の一部または全額が免除されます。具体的な減免割合や基準点は、学部ごとに異なる設定となっています。この制度により、経済的な負担を軽減し、意欲ある学生が安心して学業に専念できる環境を整備します。
・【甲南大学】探究・研究を題材とした高大接続イベント「リサーチフェスタ2024」開催のお知らせ
https://www.u-presscenter.jp/article/post-54949.html
[記事の概要]
甲南大学は、高校生と大学生が探究・研究活動を共有する高大接続イベント「リサーチフェスタ2024」を開催します。このイベントは、高校生が大学の研究に触れる機会を提供し、探究活動や研究の楽しさを実感してもらうことを目的としています。「リサーチフェスタ2024」では、大学生が取り組む多彩な研究成果がポスターセッション形式で紹介され、高校生はそれを見学しながら研究内容や方法について意見交換を行います。また、高校生自身も探究活動の成果を発表する場が設けられており、大学生や教員からフィードバックを受けることで、学びを深める機会が提供されます。
・北九州市立大学、高校生向けテクノロジ・イノベーション教育事業「GEEKKイニシアチブ」を開始
https://ict-enews.net/2024/11/22kitakyu-u/
[記事の概要]
北九州市立大学は、高校生を対象としたテクノロジー・イノベーション教育事業「GEEKKイニシアチブ」を開始しました。このプログラムは、北九州地域および近郊、九州全域の特定の専門領域に強い興味や優れた能力を持つ高校生(高専生、高等専修学校生、中等教育学校生を含む)を対象としています。 科学技術振興機構(JST)が実施する次世代科学技術チャレンジプログラム(通称:STELLAプログラム)として、2024年度に同大学が採択された事業です。 このプログラムでは、AIやIoTなどの次世代技術を活用した体験型教育を通じて、探究心や言語化能力を持つ人材の育成を目指します。
・大阪産業大学が頑張る学生をクローズアップする広報誌「OSU HERO」を発刊 -- Vol.2
https://www.u-presscenter.jp/article/post-54759.html
[記事の概要]
大阪産業大学は、努力を続ける学生にスポットライトを当てる広報誌「OSU HERO」の第2号を発刊しました。この広報誌は、各分野で活躍する学生の姿や挑戦を紹介し、彼らの取り組みや成果を通じて、大学内外にその活動を広めることを目的としています。「OSU HERO」は、学生たちが目指す夢や目標に向かって努力する姿を伝え、他の学生にとってもインスピレーションとなる内容です。第2号では、学業、スポーツ、ボランティア活動など多彩な分野で活躍する学生のエピソードが紹介され、読者がその奮闘ぶりや成長の過程を知ることができる内容が盛り込まれています。
・理系大学のリアルを知る中高生対象のイベント 電気通信大学が11月から3回開催へ
https://univ-journal.jp/249412/
[記事の概要]
電気通信大学は、理系分野に興味を持つ中高生を対象に、大学での学びを体験できるイベントを11月から3回にわたって開催します。このイベントでは、大学での理系学問の実際の様子や、研究内容、学生生活について理解を深めることができます。参加者は、電気通信大学の教授や学生との交流を通じて、最新の研究や技術の紹介を受けたり、将来の進路に関するアドバイスを得たりする機会を得られます。プログラムには、実験体験や講義の見学も含まれており、特に電気通信分野に興味を持つ学生にとって、大学での学びをより具体的にイメージできる内容が提供されます。
入試・広報・高大連携に関するニュースのすべての情報の確認方法
この記事で紹介している入試・広報・高大連携に関するすべてのニュースを確認したい方は、「codoc」というサイトを通じて有料会員登録(サブスクリプション購入)をしていただく必要があります。有料会員登録(サブスクリプション購入)をしていただくことで、本サイトのすべての記事を閲覧することができるようになります。