大学職員になりたい人が確認しておきたい大学ニュース(入試・広報・高大連携編)
大学職員への就職・転職を目指す際には、近年の大学で実施されている取組みや、大学の先進的な取組みを知っておくと採用試験を進めるうえで有利になる場合があります。
そこで、2024年の大学に関するニュース記事の概要を分野別にまとめ、大学の最新の取組みを確認できるようにいたしました。
エントリーシートなどの応募書類を作成する際の参考にしたり、小論文試験やグループディスカッション試験、面接試験の前などにざっと確認しておくことで、当日の試験の助けになる場合があります。
この記事は「入試・広報・高大連携」に関する記事となりますので、特に、大学職員になった際に、学生募集業務や高大連携業務に携わりたい方、大学の広報に携わりたい方は確認しておくとよいと思います。
・共立女子大学で2025年度から基礎学力を中心に評価する総合型選抜がスタート
https://www.u-presscenter.jp/article/post-53268.html
[記事の概要]
共立女子大学は2025年度から新たな総合型選抜(基礎学力方式)を導入します。この新方式では、国語と英語の「基礎確認テスト」と「調査書」、「事前課題」を用いて合否を判定し、特に基礎学力を重視します。家政学部と看護学部では理科の試験も課され、建築・デザイン学部ではデッサンが求められます。この選抜方式は併願が可能で、早期に実施されることから年内入試志向の受験生に応えます。
・宮崎大学工学部が学校推薦型選抜に「宮崎県就職希望枠」 2025年度入試から
https://univ-journal.jp/243874/
[記事の概要]
宮崎大学工学部では、2025年度の入試から「宮崎県就職希望枠」を導入します。この新しい枠は、地域の発展に貢献する工学人材を育成することを目的としています。選抜方法には書類審査、面接、小論文、数学の筆記試験が含まれます。また、地域企業との連携を通じて、学生の早期からのキャリア教育と地域課題の解決力向上を図る「工学部地域活躍プラン」が実施されます。
・参加者満足度99%の産業能率大学生がゼロから創る、オープンキャンパス~「未来を拓く、高校生に寄り添うオープンキャンパス」を目標に掲げ活動~
https://www.u-presscenter.jp/article/post-53161.html
[記事の概要]
産業能率大学は「未来を拓く、高校生に寄り添うオープンキャンパス」をテーマに、自由が丘と湘南のキャンパスでオープンキャンパスを開催します。このプログラムでは、学生が主体となってオープンキャンパスを企画・運営し、高校生に向けて大学生活や学びについてのプレゼンテーションやカフェ形式での相談会を実施しています。学生主導のプログラムにより、参加者満足度は99%に達しています。
・聖学院大学の欧米文化学科は高校生を対象にした英検対策講座を4月、6月、8月に実施。対策の難しい英作文・面接対策を英語教育教員が指導
https://www.u-presscenter.jp/article/post-53179.html
[記事の概要]
聖学院大学の欧米文化学科は、高校生を対象に英検の対策講座を年に数回開催しています。特に英作文と面接の準備を強化するため、英語教育専門の教員が直接指導を行います。この講座は無料で提供され、学生は英検2級および準2級の試験に向けた実践的な準備を行うことができます。
・東京経済大学が高校生向けのオンライン講義「東経大ライブ」を実施、4月26日(金)から全10回配信
https://www.u-presscenter.jp/article/post-53206.html
[記事の概要]
東京経済大学は、高校生向けに「東経大ライブ」というオンライン講義シリーズを実施します。このプログラムは、高校生が大学の学びについて理解を深めるためのもので、4月26日から6月18日まで全10回の講義が配信されます。各講義は30分間で、さまざまな社会科学分野のトピックが取り上げられます。講義はライブで配信され、質問コーナーも設けられています。
・国連職員など専門家が講義 高校生限定のオンライン講座「ソフィア未来塾」春学期を5月から開講 上智大学
https://univ-journal.jp/243738/
[記事の概要]
上智大学は、2024年5月に高校生限定のオンライン講座「ソフィア未来塾」を開始します。このシリーズでは、国連やユニセフ、国連難民高等弁務官事務所、世界銀行などの現役職員や経験者が講師として登壇し、グローバルな課題についての対話を提供します。
・武庫川女子大学が生活環境学科の学びを高校生に分かりやすく伝えるオリジナルマンガを制作
https://www.u-presscenter.jp/article/post-53024.html
[記事の概要]
武庫川女子大学は、2025年度からの定員増を予定している生活環境学科の魅力を高校生に分かりやすく伝えるため、オリジナルマンガ「『好き』がつながる生活環境学科」を制作しました。このマンガは、学科の再編に伴い、広報室と共に企画・編集され、プロのイラストレーターが作画を担当しました。マンガはオープンキャンパスで配布され、在学生からも好評を得ています。この取り組みは、学びの多様性をアピールする新しい形として注目されています。
・AI教材「atama+」を活用したAO選抜入学試験への新しいチャレンジメソッド–UNITE Program 第3期 対象学部・教科を拡大し、8学部5教科で展開。2024年5月8日より出願を開始します
https://www.u-presscenter.jp/article/post-53119.html
[記事の概要]
立命館大学は、AI教材「atama+」を活用した新しいAO選抜入学試験「UNITE Program」の第3期を開始します。2024年5月8日から出願を受け付け、2025年度のAO選抜入学試験では8学部5教科を対象に展開します。このプログラムは、指定された学部と教科での基礎学力をAI教材を使って身に付けることで、学生が入学後、自身の関心ある分野で高度な学びを進めることができるよう設計されています。
・東洋大学、2025年度入試より学校推薦入試 基礎学力テスト型を導入 他大学や一般選抜とも併願可
https://univ-journal.jp/243258/
[記事の概要]
東洋大学は2025年度から新たな「学校推薦入試 基礎学力テスト型」を導入します。この入試は高等学校長の推薦があれば誰でも出願可能で、既卒者も対象です。試験科目は英語と国語、または英語と数学の2教科2科目で、面接や小論文は実施せず、学力重視の試験形式です。この新方式は他大学や一般選抜との併願が可能であり、関西地区ではこの形式が珍しくないとされています。
・畿央大学、看護医療学科の学生が県立高校2年生に性教育セミナーを実施
https://univ-journal.jp/242095/
[記事の概要]
畿央大学の看護医療学科の学生たちは、「母性看護学実習」の一環として、奈良県立桜井高等学校の2年生を対象に性教育セミナーを実施しました。この初の試みでは、寸劇やパワーポイントを使って性についての話題を提供し、避妊具の使用方法についての実践的な体験も提供しました。受講した高校生からは、内容の理解を深めることができたとの肯定的なフィードバックが寄せられました。このプロジェクトは、性に関する正しい知識を伝える「Sexology Project」へと発展していく予定です。
・【大学受験2025】山形大、学校推薦型選抜「小学校教員希望枠」新設
https://resemom.jp/article/2024/03/15/76435.html
[記事の概要]
山形大学は、2025年度入学者選抜から、地域教育文化学科児童教育コースにおいて、山形県内の小学校教員を希望する学生のための「小学校教員希望枠」を新設します。この制度は、地域教育への貢献を目指す学生を対象にしており、学習成績が一定以上の学生であれば、居住地や在籍高校の所在地に関わらず出願可能です。入学後は、山形県教育委員会と連携し、特別プログラムを通じて教員としての資質や能力を高めます。
・聖学院大学は大学の選び方を考えるキャリア教育プロジェクト型オープンキャンパスを開催 ミスマッチなく成長できる大学選びのために
https://www.u-presscenter.jp/article/post-52954.html
[記事の概要]
聖学院大学は、ミスマッチのない成長ができる大学選びを支援するために、キャリア教育プロジェクト型オープンキャンパスを開催しました。このイベントでは、自己分析を通じて個々に合った大学選びを考える機会を提供しています。オープンキャンパスでは、Original Point株式会社と共同で作成した『自己分析WorkBook』を用いたプログラムが実施され、文系大学で学べる内容をまとめた『学びのトビラ』冊子も配布されました。これにより、受験生は自分らしい大学選びを考えることができます。
・【京都産業大学】春のオープンキャンパス2024!専門塾スタッフによる総合型選抜対策講座や学部の学びが体験できる多彩なイベント開催
https://www.u-presscenter.jp/article/post-52964.html
[記事の概要]
京都産業大学では、2024年3月23日に春のオープンキャンパスを開催しました。このイベントでは、総合型選抜対策講座や学部紹介、実験室見学など、学部の学びを体験できる多彩なプログラムが用意されました。参加者は、専門塾スタッフによる具体的な入試対策の解説や、学生スタッフが案内するキャンパスツアーなどを通じて、大学の学びやキャンパスライフを実際に感じ取ることができます。
・大阪電気通信大、中高生「工学部魅力発見イベント」3/20
https://resemom.jp/article/2024/03/04/76227.html
[記事の概要]
大阪電気通信大学は、2024年3月20日に中高生を対象とした「工学部魅力発見イベント」を開催します。このイベントでは、電気車いすやロボットの操作、AI生成、宇宙線ミューオン測定などの体験や工学部の課外活動の紹介も行われます。また、工学部ならではの学びの特長や専門教育、学科横断型授業、工学系課外活動、資格・キャリアについて紹介される予定です。体験イベントには、電動車いす競技「サイバスロン」、基礎理工学科名物授業「卵落としコンテスト」、宇宙線ミューオン測定、泥水を浄化する「凝集操作」、ペダル式人力発電、2D画像から3Dモデルへの再構築、レスキューロボット操作などが含まれます。対象は、モノづくりに興味のある中学生と高校生です。
・女子学生から女子中高生へエール本、大阪大学が「will」発行
https://univ-journal.jp/242401/
[記事の概要]
大阪大学は、女子中高生に向けて大学の魅力を伝える広報冊子「will」を発行しました。この冊子は、女子学生から中高生へのエールを送る内容で、学年別の女子学生インタビューや理系で学ぶ女子学生の対談、卒業生のメッセージなどを通じて、女子中高生が知りたい情報を紹介しています。OECDによると、STEM分野における女子学生の割合は日本が加盟国中最低水準であり、大阪大学でも理工系分野の女子学生割合が30%を下回っています。この冊子は、無意識の偏見や固定観念に対抗し、理工系に興味を持つ女子中高生が進路を変更することなく、自分の興味や能力に応じた分野を選択できるようにすることを目的としています。大阪大学は、女子中高生が理工系分野に進むことを促し、ダイバーシティとインクルージョンの観点からSTEM分野の女性の割合を高める取り組みを進めています。
・学生目線で共立女子大学・共立女子短期大学の魅力を発信していく、学生スタッフチーム「共立Bouquet」が活動中 –学生の社会人スキルを向上させながら、高校生に寄り添った広報活動の実現を目指す
https://www.u-presscenter.jp/article/post-52705.html
[記事の概要]
共立女子大学・共立女子短期大学は、学生スタッフチーム「共立Bouquet」を通じて、学生目線での広報活動を強化しています。このチームは、高校生に共立女子大学・短期大学の魅力をより身近に感じてもらうために、InstagramやTikTokを活用して情報発信を行っています。共立Bouquetは、学生たちが自らのアイデアでコンテンツを企画・制作し、高校生が大学生活に抱く不安を「楽しみ」に変えることを目指しています。学生たちは、リーダーシップや社会人スキルの向上を目指しながら、高校生に寄り添った広報活動を展開しており、今後も活動の幅を広げていく予定です。
・先輩からのエールを届けたい! 大阪大学が女子中高生向けの広報冊子「will」を発行 ~進路選択におけるアンコンシャス・バイアス払拭を目指して~
https://www.u-presscenter.jp/article/post-52684.html
[記事の概要]
大阪大学は、女子中高生向けに大学生活の魅力とSTEM分野への進路選択を促す広報冊子「will」を発行しました。この冊子は、女子学生のリアルな声や経験を通じて、進路選択におけるアンコンシャス・バイアス(無意識の偏見)を払拭し、女子中高生が自分の興味や適性に合った分野、特にSTEM分野への進学を考えるきっかけを提供することを目的としています。冊子には、大阪大学の女子学生によるインタビューや対談、留学体験談、卒業生からのメッセージなどが掲載されており、女子中高生が抱える疑問や不安に寄り添った内容となっています。大阪大学は、女子学生の理工系分野への志願者数増加を目指し、女子中高生が自然科学系分野に興味を持ち続け、進路選択の際にその興味を生かせるようサポートする取り組みを進めています。
・北星学園大学が2月26日に大学生・高校生による「主体的な学びの取り組み事例」発表会「Hokusei Student Action」を開催
https://www.u-presscenter.jp/article/post-52587.html
[記事の概要]
北星学園大学は、2月26日に「Hokusei Student Action」と題した発表会を開催します。このイベントでは、大学生と高校生が自らの主体的な学びの取り組み事例を発表します。北星学園大学では2016年度から「『学び』のための学生プロジェクト助成制度」を設け、学生主体の学びを支援しています。今年度は、農業や古紙回収リサイクルなど様々なテーマで学生プロジェクトが採択されました。発表会では、これらのプロジェクトの成果発表のほか、大阪成蹊大学の成瀬尚志准教授による講演も行われます。このイベントを通じて、学生や生徒が主体的に学ぶ姿勢を共有し、互いに刺激し合う機会を提供することを目指しています。
・明星学苑が起業を体感する体験教育プログラム 第1 回「高校生アントレプレナーズチャレンジTAMA」を開催 ~多摩地域で学ぶ高校生に起業活動の体験学習の機会を提供します~
https://www.u-presscenter.jp/article/post-52633.html
[記事の概要]
明星大学は、2024年3月22日にTOKYO創業ステーションTAMAで、高校生を対象とした起業体験教育プログラム「高校生アントレプレナーズチャレンジTAMA」を開催します。このプログラムは、起業に関する知識やスキルを現役起業家から学び、実践的な体験を通して起業活動を体感する機会を提供します。参加費は無料で、テーマは「高校生向けの商品・サービスを企画し、販売してみよう!」です。参加者はグループに分かれてアイデアを創出し、プレゼンテーションを行い、架空のお金を用いて取引するプログラムに挑戦します。明星学苑は、このプログラムを通じて多摩地域の高校生に起業活動の体験学習の機会を提供し、起業家精神の育成と理解の促進を目指しています。
・【産学官連携】神田外語大学を含む企業・大学・行政による連携講座「令和5年度 幕張新都心ビジネススクール」2月24日(土)開講 ~高校生がグローバルビジネスの課題を学ぶ機会~
https://www.u-presscenter.jp/article/post-52553.html
[記事の概要]
神田外語大学は、企業、大学、行政と連携し、高校生向けの「幕張新都心ビジネススクール」を2月24日に開講します。この講座は、グローバルビジネスの課題に焦点を当て、日本貿易振興機構(JETRO)の取り組みやグローバルサプライチェーンの混乱と対応について学びます。また、神田外語大学の鶴岡公幸教授によるワークショップでは、「食」をテーマにグローバルな視点からの学びを深めます。この無料講座は、高校生がグローバルビジネスの現場で直面する課題について理解を深める絶好の機会を提供し、産業界、学界、公的機関が連携することで実践的な学びの場を提供します。
・札幌学院大学 学びたい学生を経済的にサポートする「スカラシップ入試」を実施 –スカラシップ特待生は4年間で最大300万円の授業料免除–
https://www.u-presscenter.jp/article/post-52379.html
[記事の概要]
札幌学院大学は、経済的な理由で学びたい学生をサポートするために「スカラシップ入試」を実施しています。この入試を通じて合格した「スカラシップ特待生」には、初年度の授業料全額(75万円)が免除され、在学中の学業成績が一定の基準を満たせば、最長4年間で最大300万円の授業料免除が受けられます。また、通常入試で指定の得点を得た学生は「成績優秀者奨学生」として初年度授業料の半額(37万5千円)が免除され、これも最長4年間で最大150万円の授業料免除が可能です。この制度の大きな特徴は、定員が設けられていないことです。さらに、総合型選抜や学校推薦型選抜で入学手続きを完了した学生も、検定料無料でスカラシップ入試に挑戦できるチャレンジ制度があります。
・札幌学院大学 学生広報スタッフによるフリーペーパー『学生PRESS [LINK]』創刊!
https://www.u-presscenter.jp/article/post-52433.html
[記事の概要]
札幌学院大学は、学生広報スタッフ制作によるフリーペーパー『学生PRESS [LINK]』を創刊しました。このフリーペーパーは、札幌学院大学の最新情報と学生目線のエンタメ情報を融合させた内容で、キャンパスライフとエンターテインメントの新しい架け橋を目指します。創刊号はA5判・オールカラー16ページで、北海道に関連する様々なトピックを特集しています。発行部数は5,000部で、学内配布のほか、オープンキャンパスや受験生向け資料に同封され、デジタルブックでも提供されます。『学生PRESS [LINK]』は、学生が札幌学院大学の魅力を発信する新たな試みです。
・千葉県立千葉女子高等学校家政科生徒に高大連携プログラムを実施
https://mainichi.jp/univ/articles/20240111/org/00m/100/016000c
[記事の概要]
和洋女子大学は、千葉県立千葉女子高等学校の家政科1・2年生77人を対象に「高大連携プログラム」を実施しました。このプログラムは、高校生が大学レベルの教育や研究に触れることを目的としており、学生は自身の進路希望に応じて、こども発達学科・服飾造形学科・健康栄養学科・家政福祉学科・看護学科から授業を選択しました。和洋女子大学は、高校と大学の教育をつなぐ「高大接続改革」を進めており、教育活動や教育内容の改革に取り組んでいます。この取り組みは、高校生の学習意欲や能力の向上、両教育機関の発展を目指しています。