分野別大学ニュース

大学職員になりたい人が確認しておきたい大学ニュース(大学経営編)

はじめに

大学職員への就職・転職を目指す際には、近年の大学で実施されている取組みや、大学の先進的な取組みを知っておくと採用試験を進めるうえで有利になる場合があります。

そこで、2024年の大学に関するニュース記事の概要を分野別にまとめ、大学の最新の取組みを確認できるようにいたしました。

エントリーシートなどの応募書類を作成する際の参考にしたり、小論文試験やグループディスカッション試験、面接試験の前などにざっと確認しておくことで、当日の試験の助けになる場合があります。

この記事は「大学経営」に関する記事となりますので、特に、大学の組織運営に興味のある方、大学全体の改革に携わりたい方などは確認しておくとよいと思います。また、大学・短期大学の募集停止の情報もまとめていますので、どのような大学が募集停止になっているかについても知ることができます。

2024年の大学経営に関するニュース

大学改革に関するニュース

・大阪大学がデジタル学生証・教職員証の提供を2025年1月にスタート ― 国立大学法人最大規模 スマホひとつで快適なキャンパスライフを実現し、DXを加速
https://www.u-presscenter.jp/article/post-55182.html

[記事の概要]
大阪大学は、2025年1月よりデジタル学生証および教職員証の提供を開始します。この取り組みは、国立大学法人として最大規模で実施され、スマートフォンを活用したデジタル化により、より快適で効率的なキャンパスライフを実現することを目指しています。デジタル証明書は、従来の物理的なカードに代わり、スマートフォンにインストールされる形式で提供されます。これにより、大学施設への入退場や図書館の利用、食堂での決済など、多岐にわたるキャンパス内のサービスが簡便化される予定です。また、教職員には会議や業務での利便性向上を図るツールとしても活用されます。

・東洋大学が、生成AI活用に関する研修会「生成AI時代の大学DX」を全教職員対象に実施
https://www.u-presscenter.jp/article/post-55032.html

[記事の概要]
東洋大学は、全教職員を対象に生成AI活用に関する研修会「生成AI時代の大学DX」を実施しました。この研修会は、AI技術の進展に対応し、教育・研究・業務の効率化や質向上を目指す大学DX(デジタルトランスフォーメーション)の一環として行われました。研修では、生成AIの基本的な仕組みや活用事例の紹介を通じて、大学教育や運営への応用可能性についての理解を深める内容が盛り込まれました。また、生成AIを活用した業務改善や、学生の学習支援への導入方法について具体的なディスカッションも行われ、教職員が日常業務に取り入れるためのヒントが提供されました。

・駒澤大学が教職員の多様なパートナーシップを尊重し新たな制度を制定-事実婚や同性パートナーにも大学の諸制度を適用
https://www.u-presscenter.jp/article/post-54734.html

[記事の概要]
駒澤大学は、教職員の多様なパートナーシップを尊重するため、新たな制度を制定しました。この制度では、事実婚や同性パートナーをもつ教職員にも、結婚した配偶者と同様に大学の諸制度を適用することを可能としています。これにより、多様な家族形態を持つ教職員が平等な待遇を受け、安心して働ける環境を整備しています。新制度の適用範囲には、福利厚生や休暇制度、配偶者へのサポート制度などが含まれており、性別や婚姻の形式に関係なく、教職員が公平に利用できるよう設計されています。この取り組みは、ダイバーシティ(多様性)を推進し、包摂的な職場環境を目指す大学の姿勢を示すものです。

・学校法人藍野大学公式クラウドファンディング-「校舎内に水耕栽培装置を導入し、災害避難者の栄養を補いたい。」にご支援を-
https://www.u-presscenter.jp/article/post-54397.html

[記事の概要]
学校法人藍野大学は、校舎内に水耕栽培装置を導入し、災害時の避難者の栄養を補うためのプロジェクトを実施するため、公式クラウドファンディングを開始しました。この取り組みは、災害発生時に避難所となる校舎内で、新鮮な野菜を水耕栽培で生産し、避難者に栄養バランスの取れた食事を提供することを目的としています。災害時における食料不足や栄養問題の解決策として、持続可能な水耕栽培技術を活用し、地域の安心・安全に貢献することを目指しています。

・【名城大学】名城大学とCKD株式会社がネーミングライツ契約を締結
https://www.u-presscenter.jp/article/post-54470.html

[記事の概要]
名城大学は、CKD株式会社とネーミングライツ契約を締結しました。この契約により、CKD株式会社が名城大学内の特定施設やエリアの名称を取得し、企業名を冠したスペースが設置されることになります。この取り組みは、名城大学とCKDの協力関係を強化し、地域社会との連携を深める一環として行われています。ネーミングライツ契約を通じて、大学と企業の共同プロジェクトや産学連携の機会がさらに広がり、教育・研究分野における新たな可能性が期待されています。CKD株式会社にとっては、大学との連携を通じて若い世代に向けたブランド認知の向上や技術革新の推進につながる機会となり、名城大学にとっても、施設の充実や資金面でのサポートが期待されます。

・東大、授業料値上げを正式決定…新入生から11万円増
https://resemom.jp/article/2024/09/25/78950.html

[記事の概要]
東京大学は、2025年度の新入生から授業料を値上げすることを正式に決定しました。現在の年間授業料は約53万5800円ですが、新たに11万円増額され、約64万5800円になります。この値上げは、教育の質を維持し、施設や設備の改善、研究活動の充実などを図るための資金確保を目的としています。値上げによる影響を軽減するため、東京大学は経済的に困難な学生向けの奨学金や授業料免除の拡充も併せて検討しています。この決定により、学生にとっての経済的負担が増す一方、より高品質な教育環境の整備が期待されています。

・芝浦工業大学とSky株式会社が、初のネーミングライツ契約を締結~オープニングセレモニー(9月19日 豊洲キャンパス)のご案内~

https://www.u-presscenter.jp/article/post-54297.html

[記事の概要]
芝浦工業大学とSky株式会社は、初のネーミングライツ契約を締結しました。これに伴い、豊洲キャンパスで9月19日にオープニングセレモニーが開催されます。この契約により、大学と企業の連携が強化され、学生や教職員に新たな学習環境が提供されることが期待されています。Sky株式会社は、教育分野への貢献を強めるとともに、大学との協力を通じて次世代の技術者やリーダーを育成する取り組みを進めています。セレモニーでは、関係者や学生が参加し、大学と企業の新たな連携の幕開けが祝われる予定です。

・京都府が府立高2校を京都府立大学の系属校化 2027年度より系属校枠(仮称)による入学も
https://univ-journal.jp/248339/

[記事の概要]
京都府は、2027年度より京都府立大学の系属校化を目指し、府立高校2校を京都府立大学の系属校とすることを発表しました。この系属校化により、指定された高校の生徒は、京都府立大学への進学枠「系属校枠」(仮称)での入学が可能となります。この新たな入学枠の導入により、地域の優秀な学生が地元の大学に進学する機会が増え、地域社会との結びつきが強化されることが期待されています。京都府は、府立高校と大学を連携させることで、高校生の学びの幅を広げ、将来のキャリア形成を支援することを目指しています。

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