今週の大学ニュース(2023年6月5日の週)

私がチェックした大学ニュースのリンクを紹介いたします。2023年6月5日週は、計17件のニュースです。

<教育・教育改革>
・横浜商科大学が今年度から「データサイエンス教育プログラム」をスタート — AI時代・データ駆動型社会に対応できる人材を育成 —
https://www.u-presscenter.jp/article/post-50718.html

(記事の概要)
横浜商科大学は、2023年度春学期から全1年次生を対象に「データサイエンス教育プログラム」を開始しました。このプログラムは、データ駆動型社会で活躍する人材の育成を目的としており、データサイエンス・AIに関する知識・技能を身に付け、情報倫理の必要性を理解した上で、社会における課題解決のために基礎的なデータ活用を実践できる能力の習得を目指します。プログラム修了者には「修了証」が授与され、2年次以降はより高いレベルの内容へと進んでいく予定です。

・大変だからこそ面白い「イノベーション・マネジメント実践演習」
https://mainichi.jp/univ/articles/20230605/org/00m/100/003000c

(記事の概要)
成城大学社会イノベーション学部の「イノベーション・マネジメント実践演習」という授業では、学生が4人のグループに分かれて実社会のイノベーションについて学びます。講師は実際にイノベーションに取り組む企業から招かれ、学生は講義とグループワークを通じてイノベーションの可能性や課題を考察します。具体的なテーマとして「モビリティ技術を社会課題の解決に応用する方法」などが取り上げられ、学生たちは各々の視点から具体的な提案をプレゼンテーションしました。

・石巻専修大学経営学部3年生5人が国内留学 専大経営学部で学ぶ
https://mainichi.jp/univ/articles/20230604/org/00m/100/011000c

(記事の概要)
石巻専修大学経営学部の学生5人が、特別聴講生として専修大学経営学部で学ぶ「国内留学」に参加しています。石巻専修大学の学生は、専修大学の生田キャンパスで新生活をスタートさせ、幅広い科目を受講しながら、各自が所属するゼミで学びます。学生たちは、自己成長、対話能力やプレゼン能力の向上、視野の拡大、ヒューマンスキルの強化など、国内留学を通じて様々な経験と学びを得ることを目指しています。

<リカレント教育・生涯教育> 
・【明星大学】大学生たちが優しく寄り添う無料オンライン講座 「はじめてのプログラミング」を開講 –Python3を扱った初心者向けのコーディング体験–
https://www.u-presscenter.jp/article/post-50750.html

(記事の概要)
明星大学が代表団体を務める「COPERU」は、明星大学情報学部によるオンライン演習の取組みを踏まえ、大学生が講師を務める無料オンライン講座「はじめてのプログラミング」を開講します。この講座はプログラミング初学者を対象としたもので、2023年6月1日から7月28日までの期間で実施されます。講座ではPython3を扱った初心者向けのコーディング体験を行い、参加者は自分のペースで学習を進めることができます。講師は情報と教育の両方を学び進めている大学生が行い、プログラミングの面白さだけでなく、どこでつまずきやすいのかを共有し、参加者をサポートします。

<学生支援>
・駒澤大学が「食支援プロジェクト(コロナ療養者向け食品の配付)」を実施 — 学生支援とフードロス防止を目的に、東京都から提供を受けた約30,000点の食料品を学生に配付
https://www.u-presscenter.jp/article/post-50763.html

(記事の概要)
駒澤大学は5月中旬から下旬にかけて、学生を対象とした「食料品支援プロジェクト」を実施しました。このプロジェクトでは、新型コロナウイルス自宅療養者向け食料品の余剰分を東京都から無償提供され、それを学生に配布しました。5日間で約30,000点の食料品を2,649名の学生に配布し、学生支援とフードロス防止に貢献しました。また、7月19日から21日にかけても同様のプロジェクトを実施する予定です。

(参考記事)実際に大学職員に応募した方の志望動機・志望理由の実例まとめ
(参考記事)大学職員のエントリーシート作成例まとめ
(参考記事)大学職員採用試験の小論文テーマ別作成例
(参考記事)大学職員採用試験のグループディスカッション対策記事(テーマ別対策)

<就職・キャリア支援>
・流通科学大学がプロから学べるキャリアアップセミナー(リテール)の受講者を募集中 — 小売業界の今がわかる、他大生も参加可の短期集中プログラム
https://www.u-presscenter.jp/article/post-50785.html

(記事の概要)
流通科学大学は、9月12日から14日にかけて「キャリアアップセミナー(リテール)」を開催し、受講生を募集しています。このプログラムは、小売業界の現状や知識を学ぶことができ、意見交換やチームでの共同作業を通じて自らの考えを磨き、プレゼンテーション能力を高めることを目指しています。講師はスーパーマーケット各社のビジネス最前線で活躍している精鋭が務め、定員は40名程度で、他大学の学生も参加可能です。

<社会貢献・地域貢献>
・「マチカドこども大学」で多摩大学経営情報学部の樋笠尭士ゼミ生が「自動運転学」の学生講師として登壇
https://www.u-presscenter.jp/article/post-50808.html

(記事の概要)
「マチカドこども大学」は、多摩大学と小田急電鉄株式会社、小田急不動産株式会社の三者が連携し、地域の小学生に対して横断的な思考と探求型の学びを提供するプロジェクトです。2023年4月22日に開校式が行われ、小学生と保護者合わせて80名が入学しました。5月13日には、多摩大学の樋笠尭士ゼミ生が講師を務める講座「車の自動運転の実験をしてみよう!~自動運転学~」が行われました。講義終了後、受講生一人ひとりに「自動運転学」の「単位取得証」が授与されました。

・ 広国市民大学でおしごと体験 小5~中学生の子供対象 健康・医療・福祉分野の職業
https://www.u-presscenter.jp/article/post-50805.html

(記事の概要)
広島国際大学は、「広国市民大学」の一環として、小学5年生から中学生を対象にした「おしごと(職業)体験コース」を開講しています。このコースでは、広島国際大学で学べる健康・医療・福祉分野の職業について、専門職の仕事内容を体験することができます。全10回の講座を通じて、子供たちは将来の職業選択の参考にすることが期待されています。講座は各職業の説明や大学の実習室での職業体験を含み、専門家の教員とその職種を目指す学生が子供たちをサポートします。

<グローバル化>
・「日本で唯一の仏教系工業大学」埼玉工業大学、8月にベトナム、インドで短期海外リーダーシップ研修
https://univ-journal.jp/226663/

(記事の概要)
埼玉工業大学キャリア支援センターは、アジアへの短期留学による海外リーダーシップ研修を強化するため、2023年度はベトナムのほか、新たにインド(グルグラムとデリー)を訪問するコースを加えました。このプログラムは「LETS(Leadership Education Training program for Students)」と呼ばれ、就職活動に臨む前の3年生を対象としています。学生たちは現地でグローバルな働き方・生活を体験し、海外に友達の輪を広げ、現地小学校で授業を行い、世界遺産を日本人にPRするという4つのミッションを持って活動します。2023年度は夏休み期間を利用して、ベトナムとインドの2コースに大学3年生の約48名が参加する予定です。

・春期日本語・日本事情プログラム開講 短期留学生ら32人が日本語学ぶ
https://mainichi.jp/univ/articles/20230604/org/00m/100/017000c

(記事の概要)
専修大学は、日本語学習を希望する外国人を対象にした春期日本語・日本事情プログラム(JLC)を5月8日から開始しました。このプログラムには、カナダ・カルガリー大学の学生を中心に、フランス、ベトナムからの交換留学生、そしてウクライナから避難している一般の人など、合計32人が参加しています。参加者は6月6日まで国際交流会館に滞在し、個人のレベルに応じたクラスで日本語学習や日本文化体験などを行います。

 ・国内研修と海外研修をあわせた「海外スタディ・ツアー」で世界を学ぶ ~世界の現実を知り、学ぶ目的を発見する~
https://mainichi.jp/univ/articles/20230602/org/00m/100/007000c

(記事の概要)
神田外語大学は、グローバル・リベラルアーツ(GLA)学部の学生向けに、国内研修と海外研修を組み合わせた留学プログラム「2023年度海外スタディ・ツアー」を実施します。学生はリトアニア、インド、マレーシア・ボルネオ、イスラエル・エルサレムの4カ国・地域から一つを選択し、6~7月に留学します。目的は、世界の現実を知り、自分の学ぶ目的を再発見することです。国内研修は6月5~8日にブリティッシュヒルズで行われ、海外研修は6月下旬から約2週間にわたって行われます。

・大阪成蹊大学データサイエンス学部が釜山大学校(大韓民国)と学術交流に関する合意覚書を締結
https://www.u-presscenter.jp/article/post-50822.html

(記事の概要)
大阪成蹊大学のデータサイエンス学部と韓国の釜山大学校のEco-friendly Smart Ship Parts Technology Innovation Center(EPIC)が、学術交流に関する合意覚書を締結しました。この合意は、両大学の友好関係と研究・教育の交流を拡大することを目指しています。具体的な取り組みとしては、共同研究講演会やシンポジウムの開催、教員と学生の交流、情報や資料の交換、共同学位プログラムの開発、共同研究活動、セミナーや学術集会への参加、短期特別研修プログラムなどが予定されています。また、2024年3月には合同ワークショップの開催が計画されており、大阪成蹊大学では学部生の英語力向上の取組みも計画しています。

<ダイバーシティ・SDGs>
・【大学受験2023】東大入試、女子合格割合は過去最高21.8%
https://resemom.jp/article/2023/06/06/72427.html

(記事の概要)
 SAPIX YOZEMI GROUPの東大合格を目指す受験生向け情報サイト「東大研究室」によると、2023年度の東京大学入試の女子合格者割合が21.8%で過去最高の記録となります。女子志願者数は2,092人で、女子割合は22.5%に上昇しました。一般選抜の女子合格者数は653人で、2009年度以降で初めて600人を超えました。また、合格率(合格者/志願者)は男子が32.5%、女子が31.2%で、女子の合格率が再び上昇し、男女の差が縮まったと報告されています。

(参考記事)大学職員の面接試験で実際に出された質問まとめ
(参考記事)大学職員の面接試験を受ける方が実際に準備した想定質問と回答
(参考記事)応募する大学の「課題」や「弱み」の確認方法と「課題」等の提案例
(参考記事)女子大学の存在意義について~女子大学ならではの特色ある取組みとは

<入試・広報>
・聖学院大学に高大連携校の神田女学園中学高等学校の生徒が来校 — 探究型学習の一環として英語学習の実践的知見を提供 —
https://www.u-presscenter.jp/article/post-50817.html

(記事の概要)
聖学院大学は、2023年6月1日に高大連携校である神田女学園中学高等学校の生徒8名を招待し、英語学習をテーマとした交流会、大学紹介、キャンパスツアーを行いました。これは、神田女学園の探究学習「NCL」の一環として、大学の学問と生徒個人の好きなことをつなげる機会を提供する目的で実施されました。交流会では、外国語教育を専門とするロバート・ローランド准教授と学生が英語教育や勉強法について語り、英語の上達や留学を目指す生徒からの質問に対してアドバイスを行いました。

・「グローバル人材に必要な力を学ぶ高校生向け体験型プログラム」の募集開始
https://mainichi.jp/univ/articles/20230601/org/00m/100/011000c

(記事の概要)
立命館アジア太平洋大学(APU)は、全国の高校生を対象としたサマープログラム「BEGIN Jr.(ビギンジュニア)」を2023年8月22日から25日まで実施します。このプログラムは高校1~3年生を対象に、ディスカッションやプレゼンテーションを通じて、グローバル人材に必要なスキルや態度を学ぶことを目的としています。APUの教員と国際色豊かな学生がファシリテーターとして参加し、参加者の探求的な学びをサポートします。プログラムの最後には、学びの成果として10年後の将来の自分について発表します。

<大学経営>
・日本財団×ドワンゴ、オンライン大学「ZEN大学」2025年4月開学
https://ict-enews.net/2023/06/05dwango/
 
(記事の概要)
ドワンゴと日本財団は、新しい教育システムの構築に向けた包括的な提携を締結し、オンライン大学「ZEN大学」の2025年4月の開学を目指すことを発表しました。この大学は、高額な学費や地域、環境などの理由で大学進学を断念せざるを得なかった人々を対象としています。学生はオンライン学習だけで大学卒業資格を取得し、実社会で役立つ知識やスキルを習得することができます。初年度の入学定員は5000人、総定員は2万人を予定しており、授業料は年間38万円となっています。

<ランキング・調査>
・総合1位は2年連続の…人事担当者「大学イメージ調査」
https://resemom.jp/article/2023/06/07/72443.html

(記事の概要)
日経HRと日経新聞社が実施した企業の人事担当者から見た大学イメージ調査「就職力ランキング」によると、総合ランキング1位は2年連続で京都大学、2位は横浜国立大学、3位は九州大学となりました。このランキングは、企業の人事担当者に過去2年間に採用した各大学の学生のイメージを聞く調査を基に作成されています。評価は、「行動力」、「対人力」、「知力・学力」、「独創性」の4つの側面で行われ、京都大学は4側面すべてで8点以上を得点した唯一の大学となりました。私立大学のトップは19位の慶應義塾大学、次いで20位の早稲田大学でした。

今週の大学ニュース(2023年5月29日の週)
今週の大学ニュース(2023年5月22日の週)

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