分野別大学ニュース

大学職員になりたい人が確認しておきたい大学ニュース(グローバル化・国際化編)

はじめに

大学職員への就職・転職を目指す際には、近年の大学で実施されている取組みや、大学の先進的な取組みを知っておくと採用試験を進めるうえで有利になる場合があります。

そこで、2024年の大学に関するニュース記事の概要を分野別にまとめ、大学の最新の取組みを確認できるようにいたしました。

エントリーシートなどの応募書類を作成する際の参考にしたり、小論文試験やグループディスカッション試験、面接試験の前などにざっと確認しておくことで、当日の試験の助けになる場合があります。

この記事は「グローバル化・国際化」に関する記事となりますので、特に、大学職員になった際に、グローバル人材の育成や留学生への支援などに携わる業務を希望する方は確認しておくとよいと思います。

2025年のグローバル化・国際化に関するニュース

・北海学園が留学生との交流イベント「Multilingual Meetup」を開催 ― 1月23日「Chinese Day」、24日「Korean Day」
https://www.u-presscenter.jp/article/post-55357.html

[記事の概要]
北海学園大学は、留学生との交流イベント「Multilingual Meetup」を1月23日と24日に開催します。このイベントは、学生が多文化共生の理解を深め、異文化交流の機会を広げることを目的としています。1月23日は「Chinese Day」、24日は「Korean Day」と題し、それぞれ中国語・韓国語を学ぶ学生や、留学生と交流できる場が設けられます。参加者は、留学生と日常会話を楽しんだり、文化に関するクイズやゲームを通じて言語学習を体験できます。また、留学生にとっても、日本の学生と交流しながら異文化理解を深める貴重な機会となります。 

・能と伝統文化の体験学習プログラム「Know the Spirit of Noh」インバウンド観光客を対象に本日より予約受付開始!
https://www.u-presscenter.jp/article/post-55427.html

[記事の概要]
同志社女子大学は、能と日本の伝統文化を学ぶインバウンド向けプログラム「Know the Spirit of Noh」の予約受付を開始しました。このプログラムでは、海外からの観光客を対象に、能の歴史や所作、精神性についての講義や体験型ワークショップが提供されます。参加者は、実際に能の舞や装束を体験し、日本文化の奥深さを学ぶ機会を得られます。同志社女子大学は、日本文化の国際的な発信を強化し、観光・教育分野と連携しながら、伝統文化の普及に努めています。

・修了生が100名突破「ダブル・ディグリー・プログラム」 独自の留学制度でクイーンズランド大学も卒業--昭和女子大学
https://www.u-presscenter.jp/article/post-55482.html

[記事の概要]
昭和女子大学は、「ダブル・ディグリー・プログラム」の修了生が100名を突破したことを発表しました。このプログラムは、提携する海外大学と連携し、留学先の大学の学位も取得できる仕組みです。特に、クイーンズランド大学をはじめとするトップレベルの大学と連携し、実践的な国際教育を提供しています。修了生は、国内外での就職や大学院進学など、幅広いキャリアパスを選択しており、グローバルな視野を持った人材として活躍しています。

・香港教育大学と修士レベルのダブル・ディグリープログラムを開始します
https://kyodonewsprwire.jp/release/202501303588

[記事の概要]
上智大学は、香港教育大学との間で修士レベルのダブル・ディグリープログラムを開始します。このプログラムでは、両大学のカリキュラムを履修し、2つの修士号を取得できる仕組みになっています。特に、教育学や言語学を中心に、アジア圏における高等教育の国際的なネットワークを構築することを目的としています。

・昭和女子大学 海外協定大学との「ダブル・ディグリー・プログラム」修了生が100名を突破
https://univ-journal.jp/251281/

[記事の概要]
昭和女子大学の「ダブル・ディグリー・プログラム」が修了生100名を突破しました。本プログラムは、協定を結ぶ海外大学と連携し、一定の単位を修得することで、日本の学位と海外大学の学位の両方を取得できる制度です。特に、オーストラリアのクイーンズランド大学をはじめとする世界の名門大学との提携により、学生は国際的な学びの環境で高度な専門知識を習得します。修了生は、国内外の企業や大学院に進学し、グローバルなキャリアを築いています。

・東京都立大学「英語学位プログラム」・「国際系新学部」について
https://kyodonewsprwire.jp/release/202502063872

[記事の概要]
東京都立大学は、英語学位プログラムおよび国際系新学部の設置を発表しました。本プログラムでは、海外留学生を積極的に受け入れ、英語での専門教育を提供することで、国際競争力を持つ人材の育成を目指します。新学部では、国際関係学、多文化共生、持続可能な開発などをテーマにしたカリキュラムを展開し、グローバルな視点を持つ学生を育成します。

・白百合女子大学がフランス・ニューカレドニア大学と協同プロジェクトを展開 ―COIL授業や国際シンポジウムなどで交流を深め異文化理解能力を養成
https://www.u-presscenter.jp/article/post-55664.html

[記事の概要]
白百合女子大学は、フランスのニューカレドニア大学と協同プロジェクトを展開し、国際交流の促進を図っています。このプロジェクトでは、COIL(オンライン国際協働学習)授業や国際シンポジウムを通じて、異文化理解能力の向上を目指し、学生がグローバルな視点を持つ機会を提供します。学生同士がオンラインでディスカッションを行い、異なる文化背景を持つ学生との協働作業を経験できます。

・上智大学理工学部 全授業を英語で行う「デジタルグリーンテクノロジー学科」 2027年設置構想中
https://univ-journal.jp/251816/

[記事の概要]
上智大学理工学部は、全授業を英語で行う「デジタルグリーンテクノロジー学科」の設置を2027年に構想しています。本学科では、持続可能な社会の実現を目指し、環境技術やAI、データサイエンスなどの分野を国際的な視点から学ぶことができます。授業はすべて英語で行われ、留学生の受け入れも強化されるため、グローバルな環境で学べる点が特徴です。

・明治大学が海外留学費用の助成を増額! 未来開拓力のあるグローバル人材の育成をさらに前へ!
https://www.u-presscenter.jp/article/post-55668.html

[記事の概要]
明治大学は、海外留学費用の助成を増額し、より多くの学生が国際経験を積める環境を整備します。今回の助成拡充により、短期・長期の留学プログラム参加者への経済的支援が強化され、海外での学びの機会が広がる見込みです。助成額の増額に加え、奨学金の種類も多様化し、経済的負担を軽減しながら留学できる環境を整備します。

2024年のグローバル化・国際化に関するニュース

・QQEnglish、東洋英和女学院大学にオンライン英会話及びセブ留学サービスを提供
https://ict-enews.net/2024/12/27qqenglish-3/

[記事の概要]
東洋英和女学院大学は、オンライン英会話スクール「QQEnglish」と提携し、オンライン英会話およびセブ留学サービスの提供を開始しました。この取り組みは、学生の英語力向上と国際的なコミュニケーション能力の育成を目的としています。
オンライン英会話では、フィリピンのセブ島に拠点を持つQQEnglishの教師陣が授業を担当し、学生は自宅やキャンパスから手軽に英会話レッスンを受講できます。また、セブ留学サービスでは、現地での短期集中型プログラムを通じて、英語の実践力をさらに高めるとともに、異文化体験を通じた学びの機会が提供されます。

・京都橘大学 日本人学生と留学生が「日帰りバスツアー」で国際交流
https://univ-journal.jp/250412/

[記事の概要]
京都橘大学は、日本人学生と留学生が参加する「日帰りバスツアー」を実施しました。このツアーは、学生同士が国際交流を深め、多文化理解を促進することを目的としています。ツアーには、大学近隣の観光地や文化体験スポットが含まれ、参加者が楽しく交流しながら異文化を学ぶ場となりました。イベントでは、訪問地での観光や体験活動を通じて、日本文化や地域の魅力を紹介するだけでなく、留学生が自国の文化や習慣を日本人学生にシェアする場も設けられました。このような相互交流によって、参加者は異なる文化への理解を深め、国際的な視野を広げる機会を得ました。

・【東京工芸大学】日本とスウェーデンの学生が写真を通して文化交流 ― ストックホルムで共同写真展を開催中、来春には日本でも予定
https://www.u-presscenter.jp/article/post-55086.html

[記事の概要]
東京工芸大学は、日本とスウェーデンの学生による共同写真展をスウェーデン・ストックホルムで開催中です。この写真展は、両国の学生が写真を通じて文化交流を深め、それぞれの視点や価値観を共有することを目的としています。展示作品には、学生たちが互いの国を訪問し、感じた日常や風景、文化的特徴を撮影したものが含まれています。プロジェクトは、東京工芸大学とスウェーデンの芸術系大学が協力して進めており、写真という国際的なメディアを活用することで、言語の壁を超えたコミュニケーションが実現しています。来春には、日本国内でも同様の写真展が予定されており、日本の観客がスウェーデンの学生の視点を体験できる機会が提供されます。

・東京都市大学が12月11日に「2024年度 海外インターンシップ成果報告会」を開催
https://www.u-presscenter.jp/article/post-55127.html
 東京都市大学は、12月11日に「2024年度 海外インターンシップ成果報告会」を開催しました。この報告会では、海外インターンシップに参加した学生たちが、現地での経験や学びを共有し、得られた成果や今後のキャリア展望について発表しました。参加した学生たちは、それぞれ異なる国や企業でのインターンシップを通じて、専門分野に関連する実務経験を積むとともに、異文化への適応力やコミュニケーション能力を磨きました。報告会では、具体的な業務内容や課題解決のプロセス、文化の違いによる発見などが詳しく紹介され、聴講した学生や教職員から多くの質問や意見が寄せられました。

・白百合女子大学の学生による国際交流活動団体「コスモポリット」が難民の故郷の味を学食で伝えるプロジェクト「Meal for Refugees(M4R)」でウクライナ料理を学食メニューに導入。
https://www.u-presscenter.jp/article/post-54903.html

[記事の概要]
白百合女子大学の国際交流活動団体「コスモポリット」は、難民支援プロジェクト「Meal for Refugees(M4R)」の一環として、ウクライナ料理を学食メニューに導入しました。この取り組みは、難民の故郷の味を通じて文化理解を深め、社会的な課題について学生や学内コミュニティが考えるきっかけを提供することを目的としています。学食では、ウクライナの伝統料理が提供され、学生や教職員が本格的な味を楽しむとともに、料理を通じてウクライナの文化や背景について理解を深める場となっています。また、売り上げの一部は難民支援団体に寄付される仕組みも取り入れられています。

・【国際交流】【大学間連携】神田外語大学と武蔵野大学の学生が企画する留学生向け「国際交流イベント」が開催
https://www.u-presscenter.jp/article/post-54968.html

[記事の概要]
神田外語大学と武蔵野大学の学生が共同で企画した留学生向けの「国際交流イベント」が開催されました。このイベントは、両大学の留学生と在学生が交流し、多文化理解や異文化体験を深めることを目的としています。イベントでは、各国の文化や料理を紹介するブースやワークショップが設けられ、参加者同士が楽しく交流できる工夫が盛り込まれました。また、言語交換セッションやグループディスカッションを通じて、留学生が日本での生活に関する情報を共有したり、在学生からアドバイスを受けたりする場も提供されました。

・【武蔵大学】NEM HOUSEが竣工 ― 留学生、在学生のための集合住宅が誕生しました
https://www.u-presscenter.jp/article/post-54738.html

[記事の概要]
武蔵大学は、新たな集合住宅「NEM HOUSE」を竣工しました。この施設は、留学生や在学生のために設計され、多文化交流を促進し、快適な生活環境を提供することを目的としています。NEM HOUSEは、学生が安心して生活できる居住スペースだけでなく、学びや交流の場としても機能する設計が特徴です。施設内には、個室と共用スペースが整備されており、キッチンやラウンジを通じて居住者同士が交流できる環境が整っています。また、多国籍の学生が共同生活を送ることで、異文化理解を深めるとともに、国際的なコミュニケーションスキルを育む機会が提供されます。

・◆外国人留学生が企業の課題解決に挑戦◆関西大、千葉大、東北大 11日にポスターセッション合同開催~有能な外国人材を発掘!KANSAI's Got Talent 2024を初開催~
https://www.u-presscenter.jp/article/post-54827.html

[記事の概要]
関西大学、千葉大学、東北大学は、外国人留学生が企業の課題解決に挑戦するイベント「KANSAI's Got Talent 2024」を11日に初開催し、合同ポスターセッションを行います。このイベントは、外国人留学生の専門知識やアイデアを活用し、企業が抱える現実的な課題に対して具体的な解決策を提案する機会を提供するものです。留学生たちは、自らの研究や経験を基にしたプレゼンテーションを通じて、企業担当者と交流し、実践的なスキルを磨くことを目指します。ポスターセッションでは、各大学の留学生が個々のプロジェクトを発表し、企業や他の参加者とのディスカッションを通じてフィードバックを得ることができます。この取り組みは、企業にとって有能な外国人材を発掘する貴重な場となり、留学生にとっても日本企業との接点を持つ貴重な機会です。

・【武蔵大学】6年連続学位取得者輩出中! ロンドン大学と武蔵大学とのパラレル・ディグリー・プログラム
https://www.u-presscenter.jp/article/post-54540.html

[記事の概要]
武蔵大学は、ロンドン大学との提携プログラムを通じて、6年連続で学位取得者を輩出しています。このプログラムは、武蔵大学の学生がロンドン大学のカリキュラムに沿って学び、両大学の学位を同時に取得できるユニークな内容です。特に、国際的な視点や専門知識を強化するためのカリキュラムが組まれており、グローバルに活躍する人材の育成を目的としています。学位を取得した卒業生は、国内外でのキャリア構築において高い評価を受けております。

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