今週の大学ニュース(2023年6月19日の週)

私がチェックした大学ニュースのリンクを紹介いたします。2023年6月19日週は、計16件のニュースです。

<教育・教育改革>
・成城大学 学生の主体的学びを応援 夏のデータサイエンス・ワークショップを開催
https://www.u-presscenter.jp/article/post-50921.html

【記事の概要】
成城大学は、データサイエンス教育研究センターが主催する全学生対象のワークショップを開催します。今夏は「統計解析ソフトR入門講座」を含む4つの講座が予定されており、どの学部・学科の学生でも参加できます。成城大学はデータサイエンス教育の重要性に着目し、全学生がデータサイエンスを学べる環境を提供しています。また、成城大学の「データサイエンス基礎力育成・認定プログラム」は、文部科学省「数理・データサイエンス・AI教育プログラム(リテラシーレベル)」に認定されています。

・八塩ゼミ、東京ドームシティ アトラクションズとの産学連携プロジェクトをスタート 大学生の来場促進につながる施策提案が目標
https://www.u-presscenter.jp/article/post-50914.html

【記事の概要】
東洋学園大学の「マーケティングとメディア研究ゼミ」(八塩圭子教授)は、株式会社東京ドームとの産学連携プロジェクトを開始しました。このプロジェクトの目標は、「大学生の来場促進につながるイベント、キャンペーン、プロモーションの提案」で、今年11月中旬から12月下旬にかけての施策実施を目指しています。プロジェクトの舞台は、大学から徒歩5分の「東京ドームシティ」で、特に「東京ドームシティ アトラクションズ」に焦点を当てています。ゼミ生は現地視察を行い、施設や客層、雰囲気などを確認しました。今後は、7月に提案の中間発表、10月に最終プレゼンテーションを行います。

・大妻女子大学短期大学部の課題解決型授業「キャリア・ディベロップメント・プログラム」に新宿中村屋が協力。中村屋の歴史と伝統に触れられる学生視点のオリジナルカリーが期間・食数限定で6月30日まで販売中
https://www.u-presscenter.jp/article/post-50880.html

【記事の概要】
大妻女子大学短期大学部の「キャリア・ディベロップメント・プログラム」の一環として、学生たちは「新宿中村屋」と協力し、オリジナルのカリーメニューを開発しました。このプロジェクトは、新宿中村屋から提示された「次世代の新たなカリー開発の提案」という課題に対して、学生たちが自身の感性とマーケティング分析を活用して取り組んだものです。学生たちは6つのグループに分かれ、多くのアイデアを出し、その中から選ばれたメニューが2023年6月に商品化されました。この新メニューは、伝統ある中村屋純印度式カリーと、学生が考案した野菜カリーを組み合わせたもので、6月19日から30日までの期間、新宿の「レストラン&カフェ Manna /マンナ」で販売されています。

<リカレント教育・生涯教育> 
・神田外語グループ 全国の英語教員を対象とした「英語教育公開講座2023」を7月29日(土)にオンライン開催~テーマは「より内容重視に、より協働的に、より対話的に」~
https://www.u-presscenter.jp/article/post-50893.html

【記事の概要】
神田外語大学と神田外語学院は、全国の英語教員や英語教育関係者を対象に「英語教育公開講座2023」をオンラインで開催します。今年のテーマは「より内容重視に、より協働的に、より対話的に」で、各講師が様々な取り組みを紹介します。この講座は無料で、神田外語グループが英語教育関係者のリテラシー向上に寄与することを目指しています。神田外語グループは、1992年から毎年この講座を開講し、日本の英語教育の変化に合わせた内容を提供してきました。

<学生支援>
・駒澤大学が「食支援プロジェクト」第5弾に向け「Amazonほしい物リスト」を7月12日まで公開 — 学生支援の取り組みへご当地商品などの食料品寄付を募集
https://www.u-presscenter.jp/article/post-50854.html

【記事の概要】
駒澤大学は、新型コロナウイルス感染症および物価高騰の影響を受けている学生を支援するため、「食支援プロジェクト」を実施しています。このプロジェクトでは、学内外からの補助金や寄付金を活用して食料品や生理用品を無料で配布しています。また、今年の7月19日から21日にかけて、第5弾のプロジェクトとして「Amazonほしい物リスト」を通じて食料品の現物寄付を募集しています。リストは各地のご当地商品を基本とした内容で、7月12日まで公開されています。

(参考記事)実際に大学職員に応募した方の志望動機・志望理由の実例まとめ
(参考記事)大学職員のエントリーシート作成例まとめ
(参考記事)大学職員採用試験の小論文テーマ別作成例
(参考記事)大学職員採用試験のグループディスカッション対策記事(テーマ別対策)

<社会貢献・地域貢献>
・千葉大学、学生がシニア向けに地震防災とフレイル予防の啓発活動 京葉銀行が協力
https://univ-journal.jp/231457/

【記事の概要】
千葉大学環境ISO学生委員会と株式会社京葉銀行は、SDGs達成に向けた「ecoプロジェクト」の一環として、「地震防災」と「フレイル予防」の啓発活動を行っています。学生たちはパンフレットと動画を作成し、これらを京葉銀行の営業店で公開・配布しています。パンフレットは地震防災とフレイル予防について詳しく説明し、動画ではこれらの内容をクイズ形式で紹介しています。この活動は、千葉県で予想される首都直下型地震や高齢者人口の増加など、現代社会の課題に対する対策として行われています。

・夏の東京外国語大学オープンアカデミー、オンラインで開講 小学生向け講座も
https://univ-journal.jp/230927/

【記事の概要】
 東京外国語大学は、短期集中型の公開講座「TUFSオープンアカデミー」をオンラインで開催します。この講座では、チェコ語、トルコ語、チベット語など、日本ではあまり学ぶ機会のない言語の授業が提供されます。講座は8月と9月に分けて3日間ずつ行われ、19言語35講座と教養9講座の計44講座が予定されています。また、7月29日と8月19日には、小学生向けのオンライン講座も開催されます。

<グローバル化>
・東京都市大学が2024年4月から大学院博士前期課程にエディスコーワン大学とのジョイント・ディグリープログラムを開設 — 6月22日付で設置届出が受理
https://www.u-presscenter.jp/article/post-50639.html

【記事の概要】
東京都市大学は2024年4月に、オーストラリアのエディスコーワン大学と共同で大学院博士前期課程のジョイント・ディグリープログラムを開設する予定です。このプログラムは、カーボンニュートラル社会の実現に向けて、アジア大洋州でリーダーシップを発揮できる人材を養成することを目指しています。プログラムの学生は、1セメスターをオーストラリアのパースで過ごし、エディスコーワン大学の科目を履修します。修士論文等の研究成果の審査と最終試験に合格すると、東京都市大学とエディスコーワン大学より連名で英文の学位記(学位:Master of Environmental Studies)が授与されます。

・【アフターコロナの探究学習】神田外語大学 約3年ぶりに海外ボランティアに学生17名を派遣 ~世界の課題に目を向けて問題解決へ~
https://www.u-presscenter.jp/article/post-50909.html

【記事の概要】
神田外語大学のボランティアセンターは、約3年ぶりに海外ボランティアに17名の学生を派遣しました。学生たちは、それぞれの派遣国(アイスランド、アメリカ、イタリア、ガーナ、フィリピン、ブラジル)の課題に目を向け、問題解決に向けたボランティア活動に参加しました。5月にはオンライン報告会が開催され、7名の学生がそれぞれの派遣国での活動内容や学びについて発表しました。神田外語大学は、今後も社会に貢献できる人材の育成を目指し、学生と社会が繋がるボランティアの機会を提供していく予定です。

・東京都公立大学法人 令和5年度 東京都立大学…
令和5年度 東京都立大学「グローバル教養講座」 (全7回のオンライン配信)を開催します!
https://kyodonewsprwire.jp/release/202306206475

【記事の概要】
東京都立大学は、国際社会で活躍できる人材の育成を目的とした「グローバル教養講座」をオンラインで開催します。この講座では、国際的に活躍する7名の講師が登壇し、世界的著名人と都立大教員との対談や高校生向け講義などを行います。講座はYouTubeで無料配信され、申し込み制となっています。配信は2023年6月23日から開始し、申し込みは同年8月25日まで受け付けています。

<ダイバーシティ・SDGs>
・成蹊大学 経営学部プロジェクトマネジメント授業で象印×成蹊大学「SDGsに貢献する!マイボトル普及率向上プロジェクト」を実行中
https://www.u-presscenter.jp/article/post-50902.html

【記事の概要】
成蹊大学の経営学部プロジェクトマネジメント授業では、象印マホービン株式会社と協力し、「SDGsに貢献する!マイボトル普及率向上プロジェクト」を実行しています。このプロジェクトは、Z世代のマイボトル普及率向上を目指しており、学生たちはサーベイチーム、プロモーションチーム、イベントチームに分かれて活動しています。6月22日には、学内でマイボトル持参者対象のドリンク無償提供イベントを開催予定で、マイボトル普及への啓発活動とヒアリング調査を行います。この授業は、実体験を通じてプロジェクトマネジメントを学ぶもので、成果発表会は2023年7月11日に予定されています。

・社会における女性の活躍を支援します!相模女子大学「未来志向の女性に向けたリーダーシップ育成講座」を開講
https://www.u-presscenter.jp/article/post-50891.html

【記事の概要】
相模女子大学は、未来志向の女性に向けたリーダーシップ育成講座を開講します。この講座は、AIの普及やDX化による労働環境の変化、働き方の多様化など、現代社会の変化に対応するためのもので、特にリーダーシップを求められる女性を対象としています。講座では、自分自身の魅力を再発見し、様々なリーダーシップの学びから自分らしいリーダーシップスキルを身につけることを目指します。また、同じ志を持つ仲間と共に学び合うことで、様々な分野で活躍する女性たちの豊かなネットワークづくりもサポートします。

(参考記事)大学職員の面接試験で実際に出された質問まとめ
(参考記事)大学職員の面接試験を受ける方が実際に準備した想定質問と回答
(参考記事)応募する大学の「課題」や「弱み」の確認方法と「課題」等の提案例
(参考記事)女子大学の存在意義について~女子大学ならではの特色ある取組みとは

<入試・広報>
・【武蔵大学】2024年度 総合型選抜AO入試 社会学部に「メディア・クリエーション方式」を導入 — オンラインポートフォリオで審査 —
https://www.u-presscenter.jp/article/post-50911.html

【記事の概要】
武蔵大学は、2024年度総合型選抜AO入試において、社会学部メディア社会学科で新たに「メディア・クリエーション方式」を導入します。この方式では、文章や映像などを組み合わせて作成した「オンラインポートフォリオ」を用いて、自己PR、クリエイティビティ、セルフプロデュース、Web表現などの能力を評価します。さらに、本人によるプレゼンテーションも評価の一部となります。この新しい入試方式は、情報コンテンツを世界に向けて発信しようとする意欲ある人を求めています。

・聖心女子大学が2025年度入試から総合型選抜に「探究プレゼンテーション型」を導入 — 高校での探究活動の成果を活用
https://www.u-presscenter.jp/article/post-50877.html

【記事の概要】
聖心女子大学は、2025年度入学者選抜から、総合型選抜に「探究プレゼンテーション型」を導入します。この新方式は、高等学校の「総合的な探究の時間」や課外活動、学外活動、個人で行った探究活動の成果を活用し、学生がどのように「探究」を行い、その成果を自分の言葉でどう発信できるかを評価します。出願時にはエントリーシートとプレゼンテーション資料(パワーポイントファイル)を提出し、書類審査と面接審査が行われます。この新方式は、自分の意見や価値観を持ち、自分の言葉で発言して周囲の理解を得る力を身につけたい人を対象としています。

<ランキング・調査>
・THEアジア大学ランキング、東大8位へ下降
https://reseed.resemom.jp/article/2023/06/23/6652.html

【記事の概要】
イギリスの高等教育専門誌「THE Times Higher Education(THE)」が発表した2023年のアジア大学ランキングによると、日本の大学は「東京大学」が8位、「京都大学」が18位となり、トップ100には日本から6大学がランクインしました。ランキングは「教育力(学習環境)」「研究力(量、収入、評判)」「論文被引用数(研究の影響力)」「国際性(スタッフ、学生、研究)」「産業界からの収入(知識移転)」の5分野・13項目の業績指標から総合力を評価しています。総合ランキングのトップ5は、「清華大学(中国)」、「北京大学(中国)」、「シンガポール国立大学(シンガポール)」、「香港大学(香港)」、「南洋理工大学(シンガポール)」で、中国の大学がトップ2を獲得しました。

<その他>
・生成AI、学生の7割以上が「使用経験あり」と回答
https://univ-journal.jp/231825/

【記事の概要】
キャリアや転職先の総合研究機関Job総研の調査によると、学生の71.2%が生成AI(人工知能)の使用経験を持つことが明らかになりました。生成AIとは、テキストや画像などを自動的に生成できるAIのことで、学生の大半は試しに使った程度だったものの、24.4%が学校の課題提出、15.5%が就活で使用していました。また、就活での使用に前向きな回答をした学生は全体の41.6%で、91.4%が生成AIが就活で役立つと考えていました。さらに、AIが代替すると思われる職種については、60.9%が事務職、43.2%がライター職、27.6%が技術職と答え、これらの職種について61.8%が「希望から外す」と回答していました。

今週の大学ニュース(2023年6月12日の週)
今週の大学ニュース(2023年6月5日の週)
今週の大学ニュース(2023年5月29日の週)
今週の大学ニュース(2023年5月22日の週)

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