今週の大学ニュース(2023年6月26日の週)

私がチェックした大学ニュースのリンクを紹介いたします。2023年6月26日週は、計15件のニュースです。

<教育・教育改革>

・「協創力」育成ねらい、城西大学経営学部と経済学部の3ゼミが初の「合同ゼミ」を実施
https://univ-journal.jp/232262/

【記事の概要】
城西大学の経営学部と経済学部は、初めての「合同ゼミ」を実施しました。このゼミは、異なる学部の学生が協力して目標達成を目指すことで、「協創力」を育むことを目指しています。学生たちは「ストロータワー」の課題に取り組み、マネジメントのPDCAサイクルと意思決定のOODAループを学びました。また、対話による合意形成を目指す「コンセンサス実習」にも取り組み、多様な価値観を理解し、他者と協力することの重要性を学びました。

・早稲田大学履修証明プログラム「キャリア・リカレント・カレッジ」が案内開始されました
https://kyodonewsprwire.jp/release/202306306792

【記事の概要】
早稲田大学社会人教育事業室は、「早稲田大学履修証明プログラム:キャリア・リカレント・カレッジ~自分らしいキャリア後半を描く6ヶ月~」の案内を7月1日から開始しました。このプログラムは、一般社団法人定年後研究所が「キャリア羅針盤」の提供を含めて、プログラム開発に全面協力しています。また、このプログラムは、キャリアの後半期を自分らしく描くためのもので、定年後のキャリアを見据えた教育が提供されます。

<リカレント教育・生涯教育> 
・麻布大学、開催10年目を迎える高校理科教諭向け理科実験技術研修会(参加費無料)を今年も開催
https://www.u-presscenter.jp/article/post-50946.html

【記事の概要】
麻布大学は、今年で10回目となる高校教諭向けの「理科実験技術研修会」を開催します。この研修会は、高校の理科授業で活用できる技術を紹介し、教育現場のニーズをヒアリングすることで、授業に還元できるコンテンツを提供することを目指しています。研修会は2023年の8月10日、10月24日、11月13日に開催され、各日には異なるテーマで実習が行われます。

<就職・キャリア支援>
・”キャリアの立教”の名物プログラム 7/8「RIKKYO卒業生訪問会」を開催!~NG質問一切なし!欲しいのは建前ではなく本音(リアル)~
https://www.u-presscenter.jp/article/post-50944.html

【記事の概要】
立教大学は、7月8日に「RIKKYO卒業生訪問会」を開催します。このプログラム特徴は、他の大学を凌駕する規模と頻度で実施され、年間6回開催され、約120人の卒業生と900人以上の学生が参加することです。NG質問はなく、給与や福利厚生なども含めて質問ができます。1年生や2年生も参加できるため、キャリア感を早期に醸成することができます。また、開催概要では、座談会形式で在学生と卒業生が交流し、マスコミ、商社、金融、航空、公務などの業界から23人の卒業生が参加予定です。

(参考記事)実際に大学職員に応募した方の志望動機・志望理由の実例まとめ
(参考記事)大学職員のエントリーシート作成例まとめ
(参考記事)大学職員採用試験の小論文テーマ別作成例
(参考記事)大学職員採用試験のグループディスカッション対策記事(テーマ別対策)

<社会貢献・地域貢献>
・地域の子育て支援として毎年人気!保育や教育を学ぶ学生・生徒が企画・運営 SHOIN子育てカレッジ2023開催
https://www.u-presscenter.jp/article/post-50972.html

【記事の概要】
大阪樟蔭女子大学は、7月9日に「SHOIN子育てカレッジ2023」というイベントを開催します。このイベントは、学生や生徒が企画・運営し、地域の子育て支援を行います。親子で楽しめる様々な企画があり、毎年多くの参加者が訪れる人気イベントです。学生や生徒が考えた企画によって地域の子育てが支援され、コミュニケーションや情報交換の場となっています。イベントは大阪樟蔭女子大学で行われ、一般社会人や学生を対象にしています。

・団地再生の新たな可能性 --団地再生支援協会最優秀賞 大学院生らが受賞
https://mainichi.jp/univ/articles/20230626/org/00m/100/008000c

【記事の概要】
東京工芸大学の田村裕希研究室のチームは、「団地のコミュニティベンチ ―緑ケ丘団地のオープン・ストリート構想―」という作品を制作し、第20回集合住宅再生・団地再生・地域再生学生賞で最優秀賞を受賞しました。この作品は、団地のオープンスペースを活用し、コミュニティベンチを設置することで新しい生活の風景を創出するものです。作品は厚木市緑ケ丘エリアの活性化プロジェクト「ミドラボ」の一環として、学生と教員が協力して制作しました。プロジェクトは、地域の新しい魅力づくりを目指しています。

<グローバル化>
・留学OBによるグローバルキャリア講演会
https://mainichi.jp/univ/articles/20230626/org/00m/100/020000c

【記事の概要】
専修大学は留学を考える学生向けにグローバルキャリア講演会を開催しました。講演者は同大卒業生でニュージーランドの弁護士、佐藤慎平さん。佐藤さんは学生時代に1年間ニュージーランドに留学し、その後商社で働いた経験を持ちます。30歳前に再びニュージーランドに渡り、永住権を取得し、33歳から弁護士を目指して7年後に弁護士登録を果たしました。佐藤さんは留学生に対し、英語の検定・試験を積極的に受け、自分の力を見極めながら進むことの重要性を強調。また、海外で働くことは日本の3倍の努力が必要だが、さまざまな挑戦ができると述べました。

・大阪大学ベンチャーキャピタルと大阪大学、シリコンバレーにスタートアップ創出拠点を開設
https://ict-enews.net/2023/06/29ouvc/

【記事の概要】
大阪大学ベンチャーキャピタルと大阪大学は、米国シリコンバレーに大学発スタートアップの創出拠点を開設したと発表しました。この新拠点は、現地のベンチャーキャピタルと連携を強化し、大阪大学発のスタートアップを現地で創出することを目指しています。さらに、カリフォルニア大学バークレー校発の世界的なスタートアップアクセラレーター「Berkeley SkyDeck」とパートナー契約を締結しました。これは同団体と日本の国立大学およびその関連会社との提携が初めてとなります。これにより、大阪大学ベンチャーキャピタル、大阪大学、大阪大学発スタートアップ、学生、研究者がシリコンバレーのエコシステムに参加し、世界で活躍するユニコーン企業を生み出すことを目指します。

(参考記事)大学職員の面接試験で実際に出された質問まとめ
(参考記事)大学職員の面接試験を受ける方が実際に準備した想定質問と回答
(参考記事)応募する大学の「課題」や「弱み」の確認方法と「課題」等の提案例
(参考記事)女子大学の存在意義について~女子大学ならではの特色ある取組みとは

<入試・広報>
・武蔵大学社会学部、2024年度総合型選抜AO入試で「メディア・クリエーション方式」を導入 
https://univ-journal.jp/232051/

【記事の概要】
武蔵大学は、2024年度総合型選抜AO入試で、社会学部メディア社会学科に新たな「メディア・クリエーション方式」を導入します。この方式では、文章や映像を組み合わせた「オンラインポートフォリオ」を用いて自己PRやクリエイティビティなどを評価します。さらに、本人によるプレゼンテーションも評価に含まれます。この新方式は、情報コンテンツを世界に向けて発信しようとする意欲ある学生を求めています。

・拓殖大学北海道短期大学「高校生のための”北海道農業の明日を考えるセミナー” 農・食・地域のSDGs」を7月9日(日)に開催
https://www.u-presscenter.jp/article/post-50981.html

【記事の概要】
拓殖大学北海道短期大学は、「高校生のための“北海道農業の明日を考えるセミナー” 農・食・地域のSDGs」を7月9日に開催します。このセミナーは、会場とオンラインのハイブリッド形式で行われ、北海道の持続可能な発展について考える機会となります。講演は、各分野の専門家によって行われ、学生による地域づくりの取り組み、北海道の食文化の魅力発信、北海道の発展と農業の可能性、新しい農の形、農業教育の未来を描くなどのテーマが取り上げられます。また、創作料理の試食会も行われます。

・【名城大学】外国語学部×附属高等学校×シンガポールの国際団体による高大学連携プロジェクト 課題解決をオンラインでプレゼン 7月4日(火)15:00~
https://www.u-presscenter.jp/article/post-50967.html

【記事の概要】
名城大学外国語学部と名城大学附属高等学校は、シンガポールに本拠を置く国際団体から提示された課題を解決するための高大連携プロジェクトを進めています。このプロジェクトでは、大学生と高校生がチームを組み、Zoomを活用して議論を重ね、課題解決のアイデアを模索しています。7月4日には、国際団体とオンラインで結び、7チームがそれぞれ10分間英語で最終提案をプレゼンし、団体からの質問に答えます。このプロジェクトは、世代間の協働学習、海外事情や異文化への深い理解、自国文化の再認識とその発信、ICTの活用やプレゼンでの英語使用などを通じて、21世紀型学習モデルの提示を目指しています。

・【明星学苑】起業を体系的に学ぶ体験教育プログラム 第2回「高校生アントレプレナーズキャンプTAMA」を開催 –起業を体感する脅威の3日間!–
https://www.u-presscenter.jp/article/post-50947.html

【記事の概要】
明星学苑は、2023年8月1日から3日にかけて、高校1・2年生を対象に起業を体系的に学ぶ体験教育プログラム「高校生アントレプレナーズキャンプTAMA」を開催します。このプログラムでは、参加者は起業に関する基礎知識やスキルを学び、グループで考えた企画案の発表を行います。このプログラムの目的は、多摩地域で学ぶ高校生に起業活動の体験学習の機会を提供し、起業活動の理解の促進や起業家の裾野拡大を目指すことです。参加費は無料で、起業の知識やスキルがなくても受講可能です。

・国内に居ながら留学したような大学生活を体感できる、オープンキャンパスを開催
https://mainichi.jp/univ/articles/20230629/org/00m/100/002000c

【記事の概要】
立命館アジア太平洋大学(APU)は7月15日と16日にオープンキャンパスを開催します。このオープンキャンパスは、在学生団体「GASS」(Global Admissions Student Staff)が主体となって企画運営します。当日は各学部の模擬授業を日本語と英語の両言語で行い、在学生によるプレゼンテーション、卒業生によるプレゼンテーション、キャリア・留学説明会、キャンパス/ハウスツアー、APUの国際学生との異文化交流できる学生企画などが開催されます。また、入試説明や総合選抜型「オンライン筆記試験」体験会も行われます。参加費は無料で、事前予約が必要です。

 ・【大学受験2025】聖心女子大、総合型選抜に「探究プレゼンテーション型」導入
https://resemom.jp/article/2023/06/27/72723.html

【記事の概要】
聖心女子大学は、2025年度の入学者選抜において、総合型選抜に新たに「探究プレゼンテーション型」を導入すると発表しました。この新方式では、高校での総合的な探究の時間や課外活動、個人での探究活動などの成果を評価し、それらが大学入学後の学修とどのように関連しているかを審査します。審査の重点は、「どのような方法で探究を行ったか」や「探究の結果をどのように自分の言葉で発信できるか」に置かれます。この新方式は、自分の意見や価値観を持ち、自分の言葉で発言して周囲の理解を得る力を身に付けたいと考える学生を対象としています。

<ランキング・調査>
・QS世界大学ランキング2024、東大28位…国内大学は軒並みランクダウン
https://reseed.resemom.jp/article/2023/06/29/6687.html

【記事の概要】
世界的な高等教育評価機関である英国クアクアレリ・シモンズ(Quacquarelli Symonds:QS)が2023年6月27日に発表した世界大学ランキング2024によると、日本の大学は国際性の指標で苦戦し、ランキングは全体的に下がりました。東京大学は総合28位、京都大学は46位となり、いずれも前年より順位を下げました。ランキングは、1,750万件の学術論文の分析と、24万人を超える大学教員および雇用主の専門家の意見が反映されています。日本の大学は、「学術関係者からの評価」や「企業からの評価」、「教員1人あたりの学生比率」で高く評価されていますが、「教員1人あたりの論文被引用数で示される研究インパクト」や「サステナビリティ」の観点では改善の余地があると指摘されています。

今週の大学ニュース(2023年6月19日の週
今週の大学ニュース(2023年6月12日の週)
今週の大学ニュース(2023年6月5日の週)
今週の大学ニュース(2023年5月29日の週)
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