大学職員採用試験対策に活用できる各大学のニュース

【2026年最新】東京電機大学のニュースまとめ|大学職員採用試験のための業界研究

大学職員の採用試験では、現在の大学で実施されている取組や施策への理解度が高いほうが、志望動機やエントリーシートの内容が充実したり、面接試験でも対応しやすくなります。

また、面接試験においては、「最近、大学関連で気になったニュースはありますか」という質問など、直接的に大学のニュースに関する質問があったり、「本学で魅力的に感じる取組はありましたか」「本学でどのような取組に関わりたいですか」など、大学に関するニュースを理解しておくことで対応しやすくなるような質問があります。

そこで、この記事では、東京電機大学に関するここ数年のニュースを調べ、それぞれのニュースに記載のある取組の概要と、採用する側の視点からのコメントを付けてまとめました。

この記事は東京電機大学のニュースをまとめておりますが、東京電機大学の職員採用試験を受験する方だけでなく、大学職員を目指す人の大学業界の理解を深めることのできる内容としております。

この記事の内容

東京電機大学とはどのような大学か

大学の基本情報

表1 基本情報

項目 内容
名称 東京電機大学(設置者:学校法人東京電機大学)
起源・開学 1907(明治40)年9月11日、廣田精一・扇本真吉が東京・神田に夜間の「電機学校」を創立。1949年に東京電機大学を開設し、1953年に現名称。2007年に学園創立100周年
学部 5学部15学科(工学部、工学部第二部、未来科学部、システムデザイン工学部、理工学部)
大学院 5研究科(先端科学技術研究科〈博士課程後期〉、工学研究科、未来科学研究科、システムデザイン工学研究科、理工学研究科〈いずれも修士課程〉)
学長/理事長 学長:射場本忠彦(3期目、任期2025年4月1日〜2027年3月31日)/理事長:渡辺貞綱(2025年5月27日就任)
在学生数 10,845名(学部9,454名/大学院1,391名) ※2026年5月1日現在
入学定員(学部) 1,980名 ※2026年5月1日現在
収容定員(学部) 7,920名(収容定員充足率119.4%) ※2026年5月1日現在
専任教員数 356名 ※2026年5月1日現在

表2 キャンパス

キャンパス 所在地 設置学部
東京千住キャンパス 東京都足立区千住旭町5番 システムデザイン工学部・未来科学部・工学部・工学部第二部(法人・大学本部、大学院4研究科、総合研究所、出版局を併設)
埼玉鳩山キャンパス 埼玉県比企郡鳩山町石坂 理工学部(大学院理工学研究科・先端科学技術研究科、総合研究所を併設)
千葉ニュータウンキャンパス 千葉県印西市武西学園台2-1200 (学部の設置なし)

表3 直近3年の入学定員充足率(学部)

年度 入学定員 入学者数 入学定員充足率
2024年度 1,980名 2,281名 115.2%
2025年度 1,980名 2,299名 116.1%
2026年度 1,980名 2,252名 113.7%

夜間の「電機学校」から始まった120年

東京電機大学の出発点は、1907(明治40)年に廣田精一と扇本真吉という2人の若い技術者が東京・神田に設立した夜間の「電機学校」です。2人は東京帝国大学工科大学の同窓生で、西洋から優れた技術や機械が次々に輸入されているのに、それを扱える技術者が日本にわずかしかいないことに危機感を持っていました。当時すでに国立の工科大学や高等工業学校はありましたが、それは少数のエリートを養成するものでした。そこで2人は、科学技術を学ぼうとする者に広く門戸を開くため、昼間に働く人が学べる夜間の学校を開いたのです。

創立時の基本方針は「生徒第一主義、教育最優先主義、実学尊重」でした。「電機学校設立趣意書」に示された、学問としての奥義を研究するのではなく、技術を通して社会貢献できる人材を育てるために実物説明や実地演習を重視するという考え方が、建学の精神「実学尊重」として今日まで受け継がれています。教育・研究理念は、初代学長・丹羽保次郎が唱えた「技術は人なり」です。丹羽は日本初の写真電送装置(ファクシミリ)の発明者で、特許庁が選ぶ「日本の十大発明家」の一人にも数えられています。

大学の歴史には、日本の技術史と重なる出来事が数多くあります。1924年にはNHKより早くラジオ実験放送を開始し、1928年には実演教室で日本初のテレビ公開実験が行われました。1948年、戦後に授業を再開した本学の学生が近隣の露店に殺到したことが秋葉原電気街の誕生につながったとされ、大学は「育ての親」といわれています。1958年には日本初の夜間大学院を開設しました。1967年に理工学部の埼玉鳩山キャンパス、1990年に千葉ニュータウンキャンパス、2012年に東京千住キャンパスを開設し、2007年に学園創立100周年、2017年に110周年を迎えています。

5学部15学科という構成の特徴

現在の学部構成は、工学部(6学科)、工学部第二部(3学科)、未来科学部(3学科)、システムデザイン工学部(2学科)、理工学部(1学科)の5学部15学科です。大学院は先端科学技術研究科(博士課程後期)と、工学・未来科学・システムデザイン工学・理工学の4研究科(修士課程)で構成されています。全学部が理工系という、いわゆる単科色の強い総合大学です。

特徴的なのは2つあります。1つは、創立時からの夜間教育を「工学部第二部」として現在も維持していることです。学費が昼間部の約半分で、昼間の時間をインターンシップや資格取得、他学部履修などに使いながら夜に専門教育を受けるという学び方が可能です。もう1つは、理工学部が1学科(理工学科)のなかに理学系・生命科学系・情報システムデザイン学系・機械工学系・電子情報工学系・建築・都市環境学系の6学系を置く「学系制」を採っていることで、入学後に専門を選べる仕組みになっています。

定員の状況を見ると、2026年5月1日現在で学部の収容定員7,920名に対し在籍者9,454名(充足率119.4%)、大学院は収容定員1,050名に対し在籍者1,391名(同132.5%)です。学部・大学院とも定員を大きく上回っており、とくに大学院の在籍者数は学部入学者の減少局面にあっても増加傾向にあります。中期計画で「大学院に軸足をおいた高度技術者の育成」を掲げていることと、この数字は整合しています。

受験生に向けて打ち出しているもの

東京電機大学が受験生に向けて前面に出しているのは、一貫して「実学」です。建学の精神「実学尊重」と教育・研究理念「技術は人なり」は、大学案内でも入試広報でも必ず登場します。学長の射場本忠彦氏は再任にあたってのコメントで、目指す学生像を「『何が正しいか』『何をすべきか』を自分で考え、批判し、判断し、失敗を恐れずに行動する、そして人の心を理解し、社会に貢献できる確かな力を持つ真の研究者・技術者」と表現しています。

入試では、2026年度入試から工学部全6学科を対象に総合型選抜「とんがりAO」を導入しました。「工学的なアイデアがSNSでバズった」「家電を分解して仕組みに感動した」といった具体的な受験生像を5分類・20項目の「とんがり要件」として明示するという、かなり思い切った設計です。この記事の第3章で詳しく取り上げます。

教育面では、2025年4月に両キャンパスをまたぐ「教養教育センター」を設置し、2026年度から全学部共通の教養教育カリキュラムを導入しました。理工系大学における「リベラルアーツ教育の構築」を中期計画に掲げ

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